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道東・羅臼 ヒグマの飼い犬襲撃 全て同じクマと判明

8/14(水) 6:02配信

北海道新聞

昨年から被害

 【羅臼、標茶】根室管内羅臼町では、ヒグマが飼い犬を襲う被害が相次いでいる。昨夏に1件、今夏は7月から8月上旬に3件あり計5匹が死んだ。ふんに残されたDNAから全て同じクマと判明。町などは飼い犬を室内に入れるよう促す一方、駆除の態勢を強めている。一方、釧路管内標茶町では乳牛や肉牛がクマに襲われる被害が相次いでいる。

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 飼い犬被害は羅臼町内で昨年の8月1日、今年は7月10、27日、8月3日に発生。周辺にあったふんを野生生物の調査・研究などを行う知床財団(オホーツク管内斜里町)が北大に委託して調べた結果、全て同じクマだった。雄の成獣とみられる。

味をしめたか

 通常のクマはドングリやフキ、シカなどを食べるが、このクマは犬を捕食。クマは一度味をしめると執着する習性があり、羅臼町などは「駆除やむなし」として被害後、現場周辺に箱わなを設置してきたが、今夏の相次ぐ被害を受け、町内のハンターに加え、他町のハンターにも協力を要請して駆除態勢を強化した。町民には夜間、飼い犬を屋内に入れたり、クマが潜みやすい家屋周辺の草を刈ったりするよう呼び掛ける。

 雄グマの成獣の行動範囲は半径50~60キロと広く、このクマの毛は、昨年8月下旬に羅臼町西側の斜里町ルシャ地区でも見つかっている。財団の山中正実事務局長は「エサを食べているクマを追い払おうとすると反撃される恐れがある」と指摘し、クマに遭遇した場合は刺激せず、町や財団への通報を促す。

北海道新聞

最終更新:8/14(水) 6:02
北海道新聞

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