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東京オリンピックで「24時間眠らない空港」に変貌する羽田空港

8/14(水) 14:51配信

みんなの2020

 開幕まであと1年となった東京オリンピック・パラリンピック。五輪の開催が決まることで真っ先に整備されるのが交通インフラだ。前回の1964年東京オリンピックの際には東海道新幹線の開業、首都高速道路の開通、東京モノレールの開業。1998年の長野オリンピックの際には長野新幹線(北陸新幹線)が長野駅まで開業し、上信越自動車道で東京と長野が繋がった。共に、今では欠かせない鉄道網・高速道路網となっている。五輪がもたらす影響は大きく、五輪があるからこそ交通インフラの整備が急ピッチで進むのだ。

 既に東京においては地下鉄や高速道路が網羅されており、新たに開業する路線や道路はないが、今回の2020年大会において最も整備されるのが羽田空港だ。2020年3月末に発着枠拡大に伴い国際線が大幅増便されるが、今回の整備は羽田空港の各ターミナルの機能拡張と、羽田空港における2つのホテルや温浴施設を含めた大規模商業施設の開業が柱であり、2020年の五輪開催前に間に合うスケジュールで準備が進められている。

国際線が50往復100便増加。より気軽に海外へ

 その中でも日本人・外国人双方にメリットがあるのは羽田空港の国際線発着枠拡大だ。来年春より一部時間帯における都心上空の飛行が認められる予定で、国際線の発着枠が50枠(50往復100便)拡大される(日中時間帯の年間発着回数が現在の6万回から9.9万回に増える)。2020年に政府が目指している訪日外国人旅行者(インバウンド)の年間4000万人の実現に向けても、羽田空港の発着枠拡大は成田空港の運用時間拡大(現在の23時から24時までに延長される)と共に必須事項である。

 増枠される50枠の発着枠については、既にアメリカとの間で24枠をアメリカ便に割り振ることが決定されており、日本側12枠、アメリカ側12枠の配分となる。日本側の各航空会社への枠配分は決定されていないが、アメリカ運輸省は5月16日にアメリカ航空会社の羽田発着枠の暫定配分を発表し、デルタ航空が5枠(シアトル、デトロイト、アトランタ、ポートランド、ホノルル)、ユナイテッド航空が4枠(ニューヨーク、シカゴ、ワシントン、ロサンゼルス)、アメリカン航空が2枠(ダラス、ロサンゼルス)、ハワイアン航空が1枠(ホノルル)と発表した。日本側のアメリカ便の枠を含めると、羽田発着のアメリカ便が現行の12往復から36往復体制と3倍になることで羽田空港に近い首都圏在住者は便利になるとともに、アメリカからのビジネス客・旅行客も都心に近い羽田発着便が増えることで時間を効率的に使えるようになる。

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最終更新:8/14(水) 19:45
みんなの2020

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