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混乱続く香港、行政長官は改正案撤回の権限巡り回答を拒否

8/14(水) 9:22配信

ロイター

 中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をきっかけとした抗議デモが続いている香港で、林鄭月娥・行政長官は、香港が「奈落の底」に沈みかねないと警告し、デモ参加者に自制を促した。
 長官は13日に行った記者会見で、「逃亡犯条例」改正案を巡り、中国の承認なしに撤回できる権限があるかとの質問を何度もかわした。
 会見では、記者が「改正案を自身で撤回できる権限はありますか」と質問。長官は「これまで寄せられた様々な要求を聞き、すべての要素を考慮して過去2か月間対応してきた」と述べた。同じ記者が「自主的に改正案を撤回できるのか、できないのか」と再び聞くと、男性が記者に対し「長官は質問に答えました」とコメント。記者がさらに食い下がり、「答えていません。回答を避けている」と語ると、長官は「既に回答しました」と述べた。
 この日の香港株式市場も下落した。7カ月ぶり安値を付け、他のアジア市場も巻き込んだ。
 一方で、香港の空港では混乱が続き、多くの便が欠航した。空港でのデモは5日目となった。
 デモの要求は改正案の撤回だけにとどまらず、デモ参加者は、1997年の中国への返還以降、香港の自治権が侵害されていることと戦っていると主張している。
 政府当局者は12日、香港で「テロの兆し」がみられると述べた。
 香港の法律専門家は、中国が秩序回復のために反テロリズム法を使う準備をしている可能性があると指摘した。

最終更新:8/14(水) 9:22
ロイター

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