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外国人モデル、粋な浴衣で武家町散策 SNS通じ海外発信へ【岩手】

8/14(水) 9:59配信

岩手日日新聞社

 金ケ崎町のふるさと大使を務めるヘアメークアーティスト小原礼子さん(67)=東京都渋谷区=は、「武家町を浴衣でWALK『笑顔とありがとうの金ケ崎』」との取り組みを12日、町内で実施した。外国人らをモデルに浴衣を着てもらい、同町西根の国選定城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)内で写真を撮影。インターネット交流サイト(SNS)などを通して海外からの観光客向けに発信し、町が進めるインバウンド(訪日外国人旅行者)誘客に役立てたい考えだ。

 小原さんは同町西根出身。多くの雑誌、ポスターや芸能人などのヘアメークを手掛け、現在も歌手川中美幸さんらを担当している。町が2007年4月に創設したふるさと大使は当初から委嘱を受け、務めている。

 町商工観光課によると、7月の同大使の情報交換会で、町が今年度力を入れているインバウンドの誘客に対し、小原さんから海外向けのPRとして今回の企画提案があったという。モデルのヘアセットやメーク、一部衣装の準備などは小原さんが全て無償で行い、小原さんの親戚の小原優子さん(66)=同町西根=が浴衣着付けのボランティアで、町国際交流協会は出演する外国人モデルの依頼手配で協力した。

 12日は小原さんと優子さん、外国人モデルを務めたディーン・ルツラーさん(52)=奥州市水沢=、黄瀬カロルさん(40)=盛岡市=と息子のクリスティアーノ君(11)=岩大附属小6年、町内高校生ら日本人女性モデル3人、同協会と町商工観光課、撮影を行う町総合政策課職員らが参加。同町西根の金ケ崎要害歴史館でモデルの着付けとヘアセット、メークを行い、小原さんは第一線で活躍する高い技術と卓越したセンスでモデルの魅力を一層引き出した。

 その後、町では伝建群内の武家屋敷や庭園、通りなどでモデルを入れ、構図に工夫を凝らしながら撮影を行った。

 町商工観光課では、写真は町ホームページの英語版を通し、SNSから外国人観光客に同町の歴史文化と魅力を発信することに活用していく。今月中には実施したい考えで、高橋文浩課長は「ふるさと大使として金ケ崎のために取り組みをしていただいて非常にありがたい。今年から観光客集客で外国人をターゲットとしているが、小原さんの取り組みで弾みを付け、しっかりと成果を上げたい」と感謝する。

 小原さんは「1月ごろから温めてきたアイデア。IT(情報技術)を利用し、古里の魅力を発信できれば」と語っていた。

最終更新:8/14(水) 9:59
岩手日日新聞社

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