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隠されていた幻の大階段が出現、旧六甲山ホテルの修復で

8/14(水) 6:00配信

Lmaga.jp

2015年に閉館した旧「六甲山ホテル」の旧館が修復を経て、「六甲山サイレンスリゾート」(神戸市灘区)として復活。ホテルの営業時には隠されていた大階段が蘇った。

【写真】修復され、入口で訪問者を迎えてくれる立派な階段

1929(昭和4)年に「宝塚ホテル」(宝塚市)の別館として開業した「六甲山ホテル」。その後独立し、旧館は近代産業化遺産にも認定されたが、老朽化などの理由で2015年に閉館され、本館の営業も2017年末に終了した。

約2年の修復工事を経て、2019年7月にカフェとグリルレストランがオープン。修復された旧館に足を踏み入れると、立派な階段に迎えられる。取材時に出会った旧ホテル時代を知る60代の夫婦は、「前と雰囲気が変わった感じ。入口の階段はなかったように思う」と口にしたが、それもそのはず。以前は最上段の高さに板が貼られて階段は隠れ、入口の重厚な扉も塗りこめられていたという。

この隠された大階段は、修復を手がけたイタリア人建築家のミケーレ・デ・ルッキ氏が工事開始後に発見。計画を急きょ変更し、出現した大階段を活かすことにしたという。また、梁や柱、壁もオリジナルで、開業当時の美しさを再現した。

「六甲山ホテル時代の後半、この旧館はほとんど使われていませんでした。それではもったいない、まずはここを活かそう、開業当時の美しさを再現しようというコンセプトで修復をおこないました」と広報担当の山田美知世さん。現在はカフェとグリルレストランのみの営業だが、今後は宿泊棟やホール、教会などを建設予定で、2025年の全面開業を目指すという。

取材・文・写真/合楽仁美

最終更新:8/16(金) 12:25
Lmaga.jp

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