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<青木志貴の魔王式随想>「青木志貴」と「本体」の境界

8/15(木) 21:30配信

まんたんウェブ

 人気ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」の二宮飛鳥役などで知られる新人声優の青木志貴さん。自身を「ボク」と呼ぶ“ボクっ娘”で、“魔王”のニックネームで「League of Legends」などのオンラインゲームをがっつりやり込むコアゲーマーという異色の経歴も併せ持つ青木さんが、その独自の視点で自身の歩みやさまざまな思いを語ります。

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 こんにちは、青木志貴です。連日の舞台稽古(げいこ)も終わり、いよいよ本番を残すのみとなりました。舞台が終わると同時に夏も終わるような気がして、なんだか寂しいような、不思議な感覚。

 毎日舞台の役柄を演じていて感じるのが、「普段の自分って今はどこにあるのだろう?」ということ。ボクの「青木志貴」という名前は芸名だけど、もはやこっちの名前の方が生活の中の多くを占めていて。たまに書類を書く時に、本名を書くべき場所に間違えて芸名を書いてしまうぐらい、自分の中に「青木志貴」という人物が食い込んでいます。

 でもこの「青木志貴」という人間も、仕事をするときの顔のひとつにすぎなくて。決して「ボク自身」ではない。ボクという人間が、仕事をするときに「青木志貴」という人間を演じてるだけ。他人から見て、この「志貴」という人間はどんなふうに映っているのでしょう。あんまり他人からどういうふうに思われているかとか気にしないタイプなのですが、どんな人間に見えているのかというのは純粋に興味があります。

 昔から、見た目のせいか言動のせいなのかはわかりませんが、「病んでそう」とか「メンヘラ」っぽいなんて言われることが多くて。ボク自身は自分で1ミリも病んでるとは感じたことがないし、いわゆる「メンヘラ要素」みたいなものも実際は全然ないと思ってて。ただ物の言い方が独特だったりとか、考え方が変だと思われやすいのかなーぐらいに感じてました。

 でもその「病んでそう」な要素が仕事上の邪魔になってしまうのは困る、と思ったんです(例えば演じているキャラクターにまで悪い印象を持たれてしまっては困る、とか)。そういうことをいろいろ考えたうえで、自分の本質や本音みたいなものを隠していくようになりました(ボクなりに隠してはいたつもりですが、その「病んでる」っぽい片りんを感じてた人もいるかもしれませんけど……笑い)。

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最終更新:8/15(木) 22:33
まんたんウェブ

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