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終戦の玉音放送を現代語にすると...「耐え難いことにも耐え、我慢ならないことにも我慢して…」

8/15(木) 12:25配信

BuzzFeed Japan

1945年8月15日正午、昭和天皇が「終戦の詔書」を朗読した音声、いわゆる「玉音放送」がラジオで全国放送された。国民はこのラジオ放送を通じて「敗戦」を知った。【BuzzFeed Japan/吉川 慧】

当時、皇太子だった上皇さまは疎開先でこの放送を聞いたという。

戦後70年の2015年、宮内庁は当時の音声(通称「玉音盤」)を公開。昭和天皇のクリアな肉声や息遣いまで聞き取れるとして話題になった。

BuzzFeed Newsでは「終戦の詔書」の現代語訳と原文を紹介する。

「終戦の詔書」(現代語訳)

私は、世界の情勢と日本が置かれている状況とを深く考えあわせて、緊急の手段をもってこの事態を収めようと思い、私の忠良なる国民に告げる。

私は、わが日本政府をもって、アメリカ、イギリス、中国、ソ連の4カ国に対し、共同宣言(ポツダム宣言)を受け入れる旨を通告させた。

そもそも、わが国民が平穏に、安らかに暮らせるように心がけ、世界が共に栄えて、その喜びを共有することは、歴代天皇が手本として遺してきた教えであり、私も常にその考えを持ち続けてきた。

アメリカとイギリスに宣戦を布告した理由も、日本の自存と東アジアの安定を心から願ったためであり、他国の主権を排除したり、領土を侵略するようなことは、私の意志とはまったくもって異なる。

この戦争がはじまり、すでに4年が経過した。その間も陸海軍の将兵は勇敢に戦い、多くの役人たちは職務に励み、一億国民もそれぞれの職域で努力し、最善を尽くしたが、戦局は必ずしもわが方に好転したとは言えず、世界の情勢もまた日本にとって不利である。

それだけでなく、敵は新たに残虐な爆弾を(広島、長崎で)使用し、罪なき人々を殺傷し、その惨害が及ぶ範囲は測り知ることができない。

このような状況でなおも戦争を続ければ、わが日本民族の滅亡を招くだけでなく、ひいては人類の文明をも破壊してしまうだろう。

そのようなことになれば、私はどうして我が子に等しい国民を守り、歴代天皇の御霊に謝ることができようか。

これこそが、私がポツダム宣言を受諾するようにした理由である。

ポツダム宣言の受諾に至って、私は、日本とともにアジア解放に協力した友好諸国に対して遺憾の意を表明しないわけにはいかない。

日本国民も、戦死したり、職場で殉職したり、不幸な運命で亡くなった人、またその遺族のことを考えると、悲しみで身も心も引き裂かれる思いだ。

戦争で負傷し、空襲などの戦災に見まわれて、家や仕事を失った人たちの生活を考えると、とても心配で胸を痛めている。

これから日本が受けるであろう苦難は、筆舌に尽くしがたいものであろう。国民みなの気持ちも、私はよくわかっている。

けれども私は、時の運命に導かれるまま、耐え難いことにも耐え、我慢ならないことにも我慢して、人類の未来のために平和の実現を計りたい。

私は、ここに国体を護ることができ、忠良なる国民の真心を信頼しつつ、常に国民と一緒にいる。

もし感情のままに、みだりに争いごとや問題を起こしたり、仲間同士で互いを陥れたり、時局を混乱させたりして、人が行うべき道を誤り、世界から信用を失うようなことになれば、それは私が最も戒めたいことだ。

全国民が家族のように一致団結し、この国を子孫に伝え、神国(日本)の不滅を固く信じて、国家の再建と繁栄の任務は重く、その道のりが遠いことを心に留め、持てる総ての力を将来の建設に注ぎ、道義心を大切にし、志を固く守って誓い、わが国の真価を発揮して、世界の発展に遅れをとらないよう努力しなければならない。

国民には、これが私の意志だと、よく理解して行動してほしい。

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最終更新:8/15(木) 12:25
BuzzFeed Japan

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