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圧倒的キャリアを誇る勝間和代が「社会人にもなって、努力や成長なんて必要ない」と語るワケ

8/15(木) 12:29配信

新R25

人をマネジメントするときも、「成長」はいらないの?

天野:
逆に、まわりに「仕事が合ってない」「努力してるのにできない」ような人がいたらどう接したらいいですかね?

たとえば、後輩が仕事に苦戦してると「なんでできないんだよ…」ってイラッとしちゃうこともあるんですよね…

勝間さん:
私もそうでした。

私、仕事が速いんですよ。だから、仕事が遅い部下のことが理解できなかったんです。

「この人、私が30分でできる仕事が3時間たっても終わらない…なんで?」って。

天野:
やっぱり怒ってたんですか?

勝間さん:
管理職になった30代前半ぐらいまでは怒ってましたけど、3~4年目になって「これは人によって相当バラつきがあるものなんだ…!」と理解できた。

集中の持続力がある人にはそういう(仕事が遅い)タイプが多いんです。

天野:
そういう、“人の特性”を理解するにはどうしたらいいですかね?

勝間さん:
チーム組んだときに、自分の得意なこと、不得意なことを説明しあうといいですね。

実際、大阪にあるパプアニューギニア海産という会社では、社員に「好きな仕事、嫌いな仕事」をきいていて、仕事を選んでいいそうなんです。そんなふうに、得意なことを組み合わせてチームビルディングしていきたいですね。

私は、誰かのマネジメントをするときには、部下の「いいところ探し」をしてあげるように心がけてました。

天野:
“部下のここを伸ばして、成長させてあげよう”みたいなのは…

勝間さん:
余計なお世話なんですよ。

自分の得意なことが不得意な人を見ると、優越感を感じて、「教えてあげる」とか言いたくなるんです。

天野:
ウウッ!!!(やってる気がする)

勝間さん:
お互いに疲れません? いつまでもできないことを教えたり教えられたりするの。

天野:
全国のビジネスパーソンが共感すると思います…

勝間さん:
私、「ストレングス・ファインダー」の講習会に行ったことがあるんです。

そこで言われたのが「弱みにフォーカスすると、人生の時間がムダになる」ということ。そうではなく、自分の強みにフォーカスする働き方をすべきなんです。

※「ストレングス・ファインダー」=『さあ、才能に目覚めよう』という自己啓発書でも有名な、オンライン自己診断ツール

天野:
強みにフォーカスか…

勝間さん:
学校では、小さいころから「弱みにフォーカス」するような教育をされるじゃないですか。通信簿に「あなたの欠点はここです」と書かれたり。

でも、どんな人でもデコボコがあって当たり前。

“デコボコを好む会社”も世の中にはたくさんありますから、今の職場で「合ってない」と感じることがあったら、外に目を向けてもいいかもしれませんよ。

R25世代に向けて「みんな言わないだけで、欠点がある人ってたくさんいるんです。苦手なことを隠さずに『できない』って言ってみたらいい。みんな優しいですよ」と語ってくれた勝間さん。

勝手にめちゃくちゃバリキャリの人だと思ってましたが、自らの内面に向き合い、真摯に「強みにフォーカス」することを続けてきたからこその圧倒的なキャリアなのだなと思わされました。

そして、後輩に「弱い部分を成長させてあげよう」なんて大きなお世話を焼くことは金輪際やめようと思います…。

〈取材・文=天野俊吉(@amanop)/撮影=福田啄也(@fkd1111)〉

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最終更新:8/15(木) 12:29
新R25

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