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鶴岡東が選抜準V・習志野を破れたのは偶然ではなかった

8/15(木) 12:43配信

高校野球ドットコム

 高松商、習志野を破り、初の2勝を達成して勢いにのる鶴岡東。習志野を破ったことで俄然と注目度が高くなったが、今年の東北では仙台育英に並ぶ強さを持ったチームだった。

【写真】好守備を連発したショートの河野宏貴(鶴岡東)

習志野撃破も試合後は冷静な立ち振る舞い

 今年の鶴岡東は全国クラスの強さと印象付けたのは今春の東北大会からだろう。夏を占う意味で、ほぼチームも仕上がりの時期に入る6月の東北大会で鶴岡東は盛岡大附、青森山田を破ってのベスト4は価値がある。

 勢いだけではなく、打線は東北大会で2本塁打を放った丸山 蓮、投手陣では影山 雄貴、池田 康平と実力ある選手が揃っており、東北大会後の練習試合では最速148キロ右腕・落合 秀市擁する和歌山東と対戦し、落合から7回まで7得点を奪って攻略するなど、その実力は現場の間では知れ渡っていた。

 そして山形大会ではほぼ危なげない試合展開で勝ち上がり、決勝戦の山形中央戦でも11対7で破り、3年ぶりの甲子園出場を果たした。

 初戦の相手は春夏連続出場の高松商。高校生でも技巧派左腕ならばトップクラスの実力に入る香川 卓摩を攻略して、6対4で競り勝った。そして習志野戦では山形大会で3本塁打を放っていた丸山 蓮が、150キロ右腕・飯塚 脩人から二打席連続弾を放った。習志野は流れやリズムを大事にして、驚異の粘り強さを発揮するチームだったが、さすがに丸山の2本目の本塁打は戦意を喪失させた。9回裏を三者凡退に抑え、3回戦進出を決めた。

 センバツ準優勝の習志野を破った鶴岡東。試合後の取材で控え室に入った選手たちはどこかサバサバしていた。強豪校を破ると、テンションが上がって盛り上がりすぎるチームはよく見かけるが、鶴岡東はそういう様子が見られない。

 常に堅い守備を見せ、好守備を連発したショートの河野 宏貴は「相手どうこうというよりいかに自分たちの野球をやるかを心掛けていました。今日に関しては、前回、バウンドの合わせ方が良くなかったので、バウンドの合わせ方を修正して臨みました。今日は結構球足の速い打球が多かったんですけど、それがうまくできてよかったです」と冷静に試合を振り返る。

 相手を意識することなく、自分たちの野球を心掛けた結果が習志野を破ったのだろう。

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最終更新:8/15(木) 12:43
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