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ハイブリッドクラウド化を目指す企業が導入すべきツール群

8/16(金) 9:00配信

TechTargetジャパン

 前編(Computer Weekly日本語版 7月17日号掲載)では、ハイブリッドクラウドを管理する上でのさまざまな課題を浮き彫りにした。

 後編では、クラウドファーストのためのアプローチ方法やプロセス管理ツールなどについて解説する。

クラウドファーストのアプローチ

 クラウドに移すべきワークロードの見極めについては、まだ相当の課題がある。IDCが指摘するような変化は、思考を根本から変えた。かつて主要組織のほとんどは、クラウドへの移行に極端な抵抗感を持っていた。それが今や「クラウドファースト」がトレンドになった。

 新しいアプリケーションの場合、課題もあるが問題はない。だがレガシーソフトウェアはどうか。ウェインズ氏は、移行への道には困難が山積していると見る。「既存アプリケーションの場合、第一に『何があるのか』が分からない場合も多い。オンプレミスインフラとソフトウェアの全体像を描くのは難しい。そこで自動ディスカバリーツールが必要とされる」

 だがそれは、プロセスの始まりにすぎないと同氏は言う。「インベントリ情報を収集したら、アプリケーションをリファクタリングするのか、それともリフト&シフトするのかを決める必要がある。リファクタリングする場合、マルチクラウドテンプレートのオプションを検討することが望ましいかもしれない。次に、既存ワークロードをクラウドリソースの適切なサイズと種類にマッピングして、そのコストを算出するコスト管理ツールが必要になる。最後に、クラウドワークロードのデプロイと管理、ガバナンスのため、クラウド管理能力を必要とする」

 そうしたプロセスの管理には、どのようなツールがあるのか。Gartnerの前出の報告書「Critical Capabilities for Cloud Management Platforms」で取り上げられたFlexera、Morpheus Data、Scalr、Embotics、CloudBolt Software、HyperGrid、ServiceNow、Micro Focusなどの各社は、ハイブリッドクラウド管理のためのさまざまな機能を提供している。報告書によれば、知名度の高いIT管理ツールの中には、重要な機能が欠如しているものもある。一方でフル機能を提供する新興企業は、業界でほとんど注目されてこなかった。

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最終更新:8/16(金) 9:00
TechTargetジャパン

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