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常陸太田市社協 地域で支え合う社会に 17日フォーラム 高齢者集いの場、新設へ

8/16(金) 14:00配信

茨城新聞クロスアイ

常陸太田市社会福祉協議会は本年度、生活支援体制の構築に向けて本格的に動き出す。生活支援コーディネーターを増員し、地域活動の支援と情報提供を行い、「ふれあいサロン」の新設に結び付けたい考え。17日には長野県の諏訪中央病院名誉院長で、「地域包括ケア」の先駆けをつくった鎌田實氏を招いてフォーラムを開き、住み慣れた地域で、健康で幸せに暮らし続けるための方策を市民と共に考え、集いの場設置の必要性をアピールする。

同社協が目指す生活支援体制は老後を住み慣れた地域の中で暮らせる環境づくり。できる限り地域の中で支え合える地域をつくることで、いつまでも自宅で暮らせることを目指す。そのためにも自治会や老人クラブ、各種ボランティアなどの活動を活発にして高齢者が気軽に足を運べる「ふれあいサロン」づくりを加速させたい考えだ。

同社協では本年度、推進役の生活支援コーディネーターを従来の1~2人から兼務も含めて6人体制とした。市内4地域を各コーディネーターが担当し、地域のさまざまな活動をつなげ、組み合わせる調整役を担う。現在活動しているサロン運営の支援はもちろん、サロンのない地域にサロン活動などを紹介しながら、将来的には新設に結び付けようと活動を進めている。

サロン運営は社協支部や地域住民などさまざま。市内には年に何回かのイベント的な活動も含めて60カ所以上のサロンがある。社協は「歩いて行ける距離」として500メートル圏に1カ所程度設ける目標を掲げる。

同社協の多賀谷豊臣・地域づくりグループ長は「人と人とのつながりが薄れ、身近に気軽に集まれる場所が重要になってくる。支え合いを広めるフォーラムにしたい」と話す。

鎌田氏の講演は、同社協が目指す地域づくりを市民に理解してもらう機会として企画した。本格的な取り組みのスタートに位置付け、市の現状を報告し、コーディネーターが支え合いの必要性などを説明。サロン活動の実例も紹介する。

鎌田氏は東京医科歯科大卒業後、諏訪中央病院に勤務。30代で院長に就任し、つぶれかけた病院を再生。「地域包括ケア」の先駆けをつくり、長野県を長寿で医療費の安い地域へと導いた。

多賀谷さんは「講演を通して自分も何かやってみよう思い、何かに参加してもらえることが一番。地域に目を向け、支え合っていく誇りをつくっていきたい」と力を込める。(飯田勉)

茨城新聞社

最終更新:8/16(金) 14:02
茨城新聞クロスアイ

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