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何もかもが目新しい。あらゆる点でユニークな超新星が見つかる

8/16(金) 21:37配信

sorae 宇宙へのポータルサイト

アメリカのハーバード・スミソニアン天体物理学センターは8月15日、2016年に発見された超新星爆発「SN2016iet」に関するSebastian Gomez氏らの研究成果を発表しました。

研究内容は論文にまとめられ、同日付でThe Astrophysical Journalに掲載されています。

■ユニークな超新星は大質量星の最期の姿だった

地球からおよそ10億光年先で発生したSN2016ietが最初に観測されたのは、2016年11月14日のこと。発見したのは欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「ガイア」です。その後、ハワイのジェミニ北望遠鏡、MMT天文台のマルチミラー望遠鏡(MMT)、チリのラスカンパナス天文台にあるマゼラン望遠鏡などにより、3年間の追跡観測が実施されました。

研究に参加したEdo Berger氏が「一部の特徴がめずらしい超新星は時々見つかりますが、この超新星はあらゆる点でユニークでした」と語るように、SN2016ietは過去に例を見ない超新星爆発だったことが判明します。

太陽の8倍以上重い恒星が引き起こす現象である超新星爆発は、恒星が多く集まる銀河やそのすぐ近くでよく見つかります。SN2016ietを引き起こした恒星は太陽のおよそ200倍という大質量を得て誕生し、数百万年という短い寿命の間に8割以上の物質を放出しつつ、最後には超新星爆発を引き起こしたとみられています。

ところがSN2016ietは、まだカタログ化されていない矮小銀河の中心から5万4000光年も離れた場所で発生しました。Gomez氏は、星々が密集したエリアからこれほど離れた場所でこれだけ大質量の恒星がどのように誕生するのか、その仕組みはいまだ謎に包まれているとコメントしています。

また、これほどまでに巨大な恒星では、内部で大量に発生したガンマ線が引き金となって電子と陽電子(電子の反粒子)の対生成と対消滅が暴走的に繰り返されることで、最終的にコアを含む恒星全体が一度に吹き飛んでしまう「対不安定型超新星」や、一部を失う爆発を繰り返す「脈動性対不安定型超新星」に至ると予想されています。

SN2016ietではほぼ同程度の明るさのピークが2回、100日間隔でキャッチされており、その後に650日ほどかけてゆるやかに減光する様子が観測されています。実際に観測された明るさの変化や推定される質量などから、SN2016ietは対不安定型超新星(あるいは脈動性対不安定型超新星)が実際に観測されたケースではないかと推測されています。

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最終更新:8/16(金) 21:37
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