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クルマのエンジン、一発で掛けられますか?|時代ごとの違いを“自動車マニア”に聞いてみた

8/16(金) 14:32配信

MOTA

かなり昔のモデルの場合

今のクルマは電子制御で燃料をコントロールしていたが、かなり昔のクルマは機械式のキャブレターというもので燃料をコントロールしていた。そのため、寒い時期の冷間時のエンジン始動にはチョークレバーというものを操作し、燃焼させる混合気の空燃比を一時的に高めるように調節することで始動性を向上させていた。

チョークレバーはあくまで始動性が悪いときに使うものであり、エンジンが暖まっても戻し忘れていると燃料が濃くなりすぎてしまい別のトラブルの原因になってしまうが、うっかり戻し忘れた経験があるベテランドライバーは少なくないハズだ。

古いディーゼル車の場合

最近は乗用車のディーゼルエンジン搭載車も増え、エンジンを始動するときも特別な儀式を必要としなくなったが、古いディーゼル車の場合は、グロープラグを用いて燃焼室の温度を上げる必要があった。

そもそもディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンのように点火プラグの火花で爆発を起こすのではなく、吸入した空気を圧縮して高温にすることで燃料の自己着火を促しているため、グロープラグによって燃焼室内の温度を上げておく必要があるというわけだ。

この操作は、別途スイッチが備わっているものもあれば、キーをONにした状態で数秒待つものもあり、さまざま。早いものなら数秒で余熱が完了するが、知らないですぐセルを回してしまうとなかなかエンジンがかならないどころか、セルの回しすぎでバッテリー上がりの可能性もある。

このように、エンジンの始動と一言で言ってもさまざまな方法があることがおわかりいただけただろうか。いきなり古いクルマに乗るということはないかもしれないが、スマートキーの電池切れ時の対応方法などは覚えておいて損はないだろう。

[筆者:小鮒 康一]

小鮒 康一

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最終更新:8/16(金) 14:32
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