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アルファ ロメオのSUV「ステルヴィオ」を生まれ故郷のイタリア・ステルヴィオ峠で味わう

8/16(金) 16:31配信

MOTA

車名のもととなったイタリア北部の峠道、”ステルヴィオ”

断崖から見下ろす絶景。山肌に稲妻が走ったような“つづら折り”は、正にカタログで見たあの峠道だった。
アルファロメオ ステルヴィオで“ステルヴィオ峠”(Passo dello STELVIO)を走る...。そんな冗談みたいな、しかし一生に一度あるかないかの、素敵な体験をした。

つづら折りのステルヴィオ峠を駆け抜けるアルファロメオ ステルヴィオ ディーゼル

ステルヴィオは、ご存じアルファロメオが、その100年以上に及ぶ歴史で、初めて世に送り出したSUVだ。
名前の由来は今まさに私が見下ろす峠道、パッソ・デッロ・ステルヴィオに由来している。イメージとしては、この険しい山道を苦もなく走るSUVというところだろうか。

実際ステルヴィオの魅力は、SUVらしからぬ走りにある。
アルファ156/147のヒット以来長らく停滞していたブランドバリューを掘り起こすべく、巨額の投資を経て開発した「ジョルジオ・プラットフォーム」。これを基軸として丹念に作り込まれたシャシーは、先んじて登場した「ジュリア」で見事に開花した。

四半世紀ぶり、アルファ75以来の復活となるフロントエンジン・リアドライブの駆動方式はアルフィスタにとって“涙モノ”。こうして得たシャシーワークをベースにステルヴィオは駆動方式を4WD化し(ジュリア・ヴェローチェも同じシステムだ)、その65mmかさ上げされた車高を安全かつ自在にコントロールしてくれるのであった。

イタリアの道が作り上げた素晴らしいハンドリング

そんなステルヴィオで走ったヨーロッパの道は、なるほどこうしたクルマが生まれるだけの土壌である、と改めて感心させられた。
ミラノのムゼオ アルファロメオ(アルファロメオ博物館)からクルマを駆りだしておよそ300km強。街中はランナバウトが中心となるため信号渋滞が起こりにくく、道筋はナビが要らないほど単純で(といいつつ、現地仕様にはガーミン製と思われるナビがインストールされていた)、間違ってもルート復帰しやすい。
そして日常的にカーブが多いことからクルマには、当たり前のように高い操縦性が求められる。

高速道路の速度制限は最高で130キロと高い。そして車線全体のアベレージも当然日本より高く、この中で自然に棲み分けが行われている。
飛ばす者はメリハリ良く飛ばし、そうでないものは追い越しをした後さっさと走行車線へと戻る。アウトバーンほど速度域が高くないためにマナー意識はドイツほど厳格でないようだが、だからこそ“クルマの格”と“腕前”の両方で、ドライバーの力量が推し量られる。それでもここ数年は若者のクルマ離れが目立つようになってきたというが、簡単に言えばヨーロッパにはまだ、“クルマ好き”が沢山いる感じがした。

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最終更新:8/19(月) 16:32
MOTA

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