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いつだって魅力的な彼女。ただ彼女は僕の妹だった。

8/16(金) 21:05配信

MOTA

【美女の乗るクルマ】-scene:16- レクサス NX × 中村比菜

脳からの信号が、ダメだ、そこへ行っちゃいけないと言っている。
頭ではわかっている。しかし、彼女を前にすると、どうしても考えがうまくまとまらない。自分でも混乱しているのがわかる。

■レクサス NX × 中村比菜 フォトギャラリー

だからこそ僕は、学生時代から常に理性的に、そして冷静に生きようと努めてきたつもりだ。
しかし、彼女はいつだって魅力的で、大学時代の友人である浅野は「彼女以上に可愛い娘なんてお前の地元にゃいない」と断言していたが、確かに僕もそう思っていた。だが、やはり認めたくはない。認めてはいけない。
なぜなら、彼女は僕の妹なのだから───。
(この物語はフィクションです。)

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久しぶりにドライブに行きたいと提案してきたのは、比菜のほうだった。都内住みでクルマ、しかもレクサスに乗っている兄の存在は、彼女にとってよほど便利で都合がいいらしく、一ヶ月に一度は、実家のある田舎から僕の家へ遊びにくる。

僕にガールフレンドでもいれば断りようもあるのだが、順調ではあるが忙し過ぎる仕事に忙殺される日々で、僕には恋をする暇などないのだ。都内の大学を卒業してから、そんな状態のまま年月を重ねていたものだから、貯金だけは貯まった。そして35歳になった昨年、このNXを購入したというわけだ。

コンパクトなクロスオーバーモデル。と言っても今はUXという、さらに小さなモデルもあるそうだが、このシュッと引き締まった凝縮感が魅力である。デザイン面では、スピンドルグリルが攻撃的な雰囲気だが、それを差し引いてもどこか理知的で、そのように生きたいと思っていた僕がこのクルマを選ばない手はなかった。

「ドライブデートだ、わーいわーい!」
比菜は助手席で足をバタバタさせている。まったく小学生のような態度だが、年齢は27歳だ。専門学校を卒業後、地元の企業に就職した。いつになっても兄離れができない困った奴だが、実は僕も同様に妹離れができていない。

今日の洋服だって、彼女のリクエストどおりだ。比菜が僕のことを「シャツが似合う」などと言ってくれるのが嬉しくて、いつも言われるがままなのだが、彼女曰く、「だっておにいは、放っておくと雑誌に書いてあるコーディネートそのまま着てるじゃん」だそうだ。普段、スーツを着て仕事しているサラリーマンなんて、みんなそんなもんなんだよ。

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最終更新:8/16(金) 21:05
MOTA

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