ここから本文です

台風、県内被害なし

8/16(金) 14:22配信

北國新聞社

 大型の台風10号は夜遅くから16日未明にかけて石川県内に最接近し、能登沖を北へ進んだ。16日正午現在、県内では風による目立った被害は確認されていない。台風は17日未明までに日本海北部で温帯低気圧に変わり、その後、北海道付近に達する見込み。

 県内では台風の進路の関係で風が山に遮られ、最接近した時間帯には強い風は観測されなかった。16日になって台風通過後の吹き返しの南西風が強まり、最大瞬間風速は輪島で22・7メートル、金沢と羽咋で19・6メートル、かほくと輪島市三井で19・0メートルとなった。

 降り始めからの総降水量は白山市白峰で66・0ミリ、輪島で41・0ミリ、輪島市三井で35・0ミリとなった。

 志賀町矢蔵谷では15日午後10時半ごろ、高さ約3メートルの木が町道に倒れているのが見つかり、管理者が撤去した。

 金沢市大桑町の黒田果樹園では、出荷のピークを迎えたナシに落果の被害はみられず、生産者がほっとした表情で収穫を進めた。

 代表の黒田健治さん(48)ら5人が午前5時ごろから作業を始め、大きく実った幸水を選別しながら丁寧にもぎ取った。台風の予想進路を随時チェックし、万が一の事態に備えていた黒田さんは「収穫が始まったばかりの時期なので、被害がなく安堵(あんど)している」と話した。

 金沢地方気象台は夜遅くにかけて海がしけるとみて、波の高さは加賀4メートル、能登5メートルを予想している。能登の各地に波浪警報を発令して高波に警戒を呼び掛けている。

 大型の台風10号は16日午前、日本海を北上した。北海道と東北では16日昼すぎから17日明け方にかけて大雨になるとみられ、気象庁は土砂災害や河川の増水、低地の浸水のほか、暴風や高波に警戒するよう呼び掛けた。

 台風に向かう湿った空気の影響で16日朝は東海で非常に激しい雨が降る所があり、岐阜県関市では午前7時半ごろまでの1時間雨量が60・5ミリに上った。一方、15日に猛暑となった北陸や東北地方の日本海側では16日未明から明け方に気温があまり下がらず、秋田県にかほ市では午前6時15分すぎに36・5度を観測した。

1/2ページ

最終更新:8/16(金) 14:22
北國新聞社

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事