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台風10号県内通過 鹿野川ダム、新規則初の洪水調節

8/16(金) 9:13配信

愛媛新聞ONLINE

 国土交通省は15日、台風10号による大雨で、鹿野川ダム(大洲市)と野村ダム(西予市)の操作状況(午後11時時点)をまとめた。鹿野川ダムでは、西日本豪雨を受け見直した新操作規則に基づく洪水調節を初めて実施した。流入量が洪水貯留操作開始流量(毎秒600トン)に達したため。ピーク流入量は毎秒約701トン(15日午後10時半)で、ピーク放流量は同約599トン(15日午後10時50分)。毎秒放流量600トン以上で、菅田地区で家屋被害が出るとされる。
 鹿野川ダムを管理する山鳥坂ダム工事事務所によると、放流には6月から運用しているトンネル洪水吐(ばき)を使い、運用は6回目。ピーク放流量は運用開始後最大を記録した。
 鹿野川ダムでは、15日も空き容量を確保するため貯水位を下げ、予備放流水位(標高76・3メートル)付近で維持する操作を続けていた。
 国交省大洲河川国道事務所によると、肱川の大洲第二観測所(大洲市大洲)の15日午後11時までのピーク水位は3・28メートル(15日午後11時)で、水防団待機水位(2・8メートル)を超えた。大川観測所(同市森山)のピーク水位も3・67メートル(15日午後10時50分)で、水防団待機水位(3・3メートル)を超えた。
 野村ダム管理所によると、同ダムでは15日午前11時までに、治水容量と事前放流した利水容量を合わせ空き容量約700万トン分を確保したが、降雨が予測を下回り利水容量を回復させる操作に転じた。ピーク時放流量は14日夕の予測で毎秒530トンだったが278トン(15日午後10時10分)にとどまり、流入量も洪水調節を開始する300トンを下回っている。

愛媛新聞社

最終更新:8/16(金) 9:13
愛媛新聞ONLINE

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