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【札幌記念予想】 ハイレベルな一戦は素直に決まらない!? 好配当を演出する“とっておきの一頭”とは?/JRAレース展望

8/17(土) 18:35配信

netkeiba.com

 まず展開を考えると、逃げ候補として挙げられるのはエイシンティンクル、クロコスミア、ロードヴァンドールあたりになります。金、土の2日間ともに雨の影響を受けるので、当日の15時にどの程度の馬場状態なのか読みづらいのですが、恐らく、不良に近い状況になるでしょう。そうなれば、ペースこそ速くなるものの、時計はかかる可能性が高くなります。

 前走、出遅れ気味のエイシンティンクルがスタートさえ出ればスピードの違いで先手を奪うはず。クロコスミアは自在性があるうえに、戸崎騎手騎乗で控える競馬も考えられます。ロードヴァンドールは行き脚がつきづらいタイプなので、ハナではなく番手で流れに乗る形で先行するでしょう。結果、当初見込んでいたスローではなく、札幌2000mのコース形態を加味しても速い流れになるとみています。

 では、ここからは有力馬それぞれを見ていくことにしましょう。まずはクロコスミアですが、牝馬限定のGIで好走しているように、自分のパターンにハマれば重賞でも通用するタイプ。しかし、昨年の札幌記念や過去のクイーンSで崩れているように、今年のレベルの高さやペースに対応できるとは思えません。穴人気が予想されますが、基本的に印はつけない予定です。

 続いて、昨年の覇者サングレーザー。昨年は前が速くなる展開と内枠が功を奏しましたが、そもそもGI級のメンバー相手だと後ろ過ぎるポジションも影響し、ワンパンチ足りないのが現状。しかし、今年もペース自体は流れそうで、引き続き岩田騎手で昨年のようなインで構える競馬ならば、躍進が期待できます。急遽、ここは評価を上げたい馬で、とくに内枠ならば要注意です。

 フィエールマンはゲートにやや不安があるタイプですが、札幌2000mのコース形態を考えれば挽回が可能で、前が流れる競馬ならば気にする必要はありません。またAJCCの走りを見る限り、小回りへの適性に関してもまったく問題ないでしょう。ただし、極端に雨の影響を受けた馬場状態はプラスとはいえませんので、人気を加味して対抗に落とすのも手です。

 ブラストワンピースの目黒記念は斤量59キロと馬場、ペースに戸惑った敗戦と理由は明白。ベストの札幌2000mならば、巻き返しの可能性は高いはずです。ただしコース、馬場適性は高いものの、当初予想していた展開よりもペース自体が速くなる可能性が高いことが、評価を非常に難しくしています。外が伸びる馬場はこの馬にとってベストな条件ですので、3番手評価以内には押さえたいところです。

 逆に、前走に不満が残ったのがワグネリアンです。前走は最高の形でレースをしながら、勝ち馬を捕らえることができず、底を見せた感のあるレースでした。さらに小回りの札幌でのレースは、皐月賞や大阪杯での走りを見ても決してプラスとは言い難い条件。雨の影響も加わって、加速する前にレースが終わる可能性も否めません。

 一方で、巻き返しを期待したいのがペルシアンナイト。 近2走はスタート直後の不利が影響する敗戦で、昨年のマイルCSや大阪杯の走りができればGIでも通用する馬。洋芝適性も不安がなく、2000mの距離も対応可能だと思います。雨が降って前が流れる展開となれば、この馬にとって最高の条件が整った印象で、今回期待の1頭として取り上げたいところです。

 雨さえ降らなければ人気でもフィエールマンを◎にする予定でしたが、台風の影響で馬場が渋ることで展開が速くなるなら、別の馬から攻めるのも手です。とくにペルシアンナイトやサングレーザーに関しては条件が揃っているので、注意すべきといえるでしょう。
(文=倉本匠馬)

最終更新:8/17(土) 18:35
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