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「転校生」男子校版が開幕、本広克行「境界線を探すことが今回のテーマ」

8/17(土) 13:56配信

ステージナタリー

PARCOプロデュース「転校生」が本日8月17日に東京・紀伊國屋ホールで開幕する。

【写真】PARCOプロデュース 2019「転校生」女子校版より。(撮影:阿部章仁)(メディアギャラリー他6件)

高校生たちの1日を描いた「転校生」は、1994年に初演された平田オリザの代表作の1つ。2015年には本広克行による演出版が上演され、21人の女優たちが出演した。今回の公演では、女子校版と男子校版の2バージョンが披露される。

開幕に際し、本広は「今回、四年振りに再び若い子達と熱い夏を過ごしましたが、学校の先生というのはこんな気持ちなのかなぁと一ヶ月間つくづく感じながら演出を進めました」と感慨を述べ、「全体的な演出のテーマとして、どこからが演劇なんだろうといつも思っていて、その境界線を探すということが今回のテーマです。開演前から俳優が徐々に役になっていくことも含めての演出をしています」とコメントしている。

上演時間は約1時間15分を予定。公演は8月27日まで。

■ 本広克行コメント
以前は演劇でも映画でも初日は嘔吐くくらいに緊張して気持ち悪くなっていましたが、最近は流石に慣れてきて、あんまりドキドキとかひやひやとかしなくなっているんですが、今回は俳優達の緊張感が伝わってきて、僕も新鮮な気持ちでいます。
今回、四年振りに再び若い子達と熱い夏を過ごしましたが、学校の先生というのはこんな気持ちなのかなぁと一ヶ月間つくづく感じながら演出を進めました。出来の良い子もいれば悪い子もいて、手のかかる子もいれば、すぐに出来てしまう子もいたり。でもこの子達が今後俳優として羽ばたいていってくれたらいいなと考えています。
この台本は非常に計算された精度の高い台本です。同時に会話が行なわれても聞こえてくる。すべてが緻密に考えられています。女子校版はノスタルジックを味わって頂ければ良いかなと思います。男子校版は実は自分にとって近未来SFとしてとらえています。約四半世紀前に書かれた台本ですが、「こんな解釈があったんだ!」と興奮しています。女子校版とはまた違ったエネルギーを感じて頂ければと思います。
また、全体的な演出のテーマとして、どこからが演劇なんだろうといつも思っていて、その境界線を探すということが今回のテーマです。開演前から俳優が徐々に役になっていくことも含めての演出をしています。

■ PARCOプロデュース 2019「転校生」
2019年8月17日(土)~27日(火)
東京都 紀伊國屋ホール

脚本:平田オリザ
演出:本広克行

□ 出演(五十音順)
女子校版
愛わなび、天野はな、上野鈴華、小熊綸、金井美樹、川崎珠莉、川嶋由莉、齋藤かなこ、榊原有那、指出瑞貴、里内伽奈、澤田美紀、田中真由、西村美紗、根矢涼香、羽瀬川なぎ、廣瀬詩映莉、藤谷理子、星野梨華、増澤璃凜子、桃月なしこ

※川崎珠莉の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。

男子校版
足立英、荒澤守、荒田至法、飯阪翔、伊藤凜、岩井克之、宇野拓、梅田優作、遠藤龍希、狩野健斗、河合拳士朗、河口勇太朗、佐瀬清隆、佐藤雄大、田中俊介、中嶋海央、長畑勝己、那須一南、広田亮平、松本翔太郎、松谷優輝

最終更新:8/17(土) 13:56
ステージナタリー

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