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新世代タクシー対決! 先行したはずの「NV200タクシー」はなぜ「JPN TAXI」の陰に隠れつつあるのか!?

8/17(土) 16:30配信

MOTA

同じ新世代タクシーであるはずの両者になぜこんなにも差が付いてしまったのか?

2020年の東京オリンピック・パラリンピック(以下東京オリンピック)を控え、東京都内では、これまでのセダンタイプのタクシーから、乗降性と使い勝手に優れた新世代のタクシー車両へと切り替えが進んでいる。

■日産 NV200タクシーとトヨタ JPN TAXIの違いを写真でチェック

そんな中、東京都内で見かけるのはトヨタ JPN TAXIばかりで、同じく新世代のタクシーとして販売されている日産 NV200タクシーの姿をあまり見ることがない。どちらの車種も総じて良い出来栄えであることは、MOTAの記事でもたびたびご紹介しているが、なぜここまで両者の間に差が開いてしまったのだろうか。

東京オリンピックの開催に合わせた戦略

JPN TAXIがここまで急激に台数を伸ばした要因として考えられるのが、いよいよ来年に迫った東京オリンピックの開催を見越したタイミングで発売されたこと。

JPN TAXIは、ユニバーサルデザインの認定を受けていることで得られる国からの補助金に加え、東京都からもオリンピック・パラリンピックに向けた補助金が上乗せされ、1台あたり合計100万円近い補助金を受け取ることができるのだ。

NV200タクシーもユニバーサルデザインではあるものの、HVやEVではないため、タクシー会社が得られる補助金は少ない。車両の購入費用が営業利益に大きく影響するタクシー会社にとって、補助金の金額が非常に大きな問題ということは容易に想像できる。

日本の美を感じるボディカラーの統一の裏にはトヨタの戦略も

日本の美を取り入れたJPN TAXIと従来のタクシーらしさを残したNV200タクシー。

従来のタクシーと言えば、タクシー会社独自のイメージカラーに彩られていた。しかし、現在都内を走るJPN TAXIのほとんどは、黒に近い“深藍”ばかりで、遠目ではどこのタクシー会社なのかを判別することができない。

都内には、3万台を超えるタクシーが登録され、2020年にはその3分の1にあたるおよそ1万台がJPN TAXIになると言われているが、それでも他車種の方が多い。だが、各社のイメージカラーで塗られた他車種と比べて、同色にカラーリングされたJPN TAXIばかり目に付くのは当然。深藍というボディカラーが多いのには、トヨタ側からの要請もあったと聞く。つまり、JPN TAXIが一気に増えたように感じるのは、ある意味トヨタの戦略でもあるのだ。

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最終更新:8/17(土) 16:30
MOTA

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