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秋元康プロデュースの22/7、新曲テーマは「集団の中の孤独」 11人の絆が生んだアニメ化への道【インタビュー】

8/17(土) 12:02配信

AbemaTIMES

 プロデューサー・秋元康によって、2016年12月24日に誕生したデジタル声優アイドルグループ「22/7」(ナナブンノニジュウニ)。キャラクターがそれぞれバーチャルアイドルとして動画の投稿を行なっているほか、ライブパフォーマンスをはじめ、活動の幅を広げている。

 8月21日には、4枚目のシングル『何もしてあげられない』をリリース。さらに、7月22日にduo MUSIC EXCHANGEで開催された「ナナニジフェス2019」内でテレビアニメ化(2020年1月より放送)も発表された。

 今回は「22/7」のメンバーである、西條和(滝川みう役)、花川芽衣(斎藤ニコル役)、海乃るり(戸田ジュン役)、高辻麗(東条悠希役)の4名にインタビューを敢行。リリースが間近に迫った新曲や、アニメ化への思いについて語ってもらった。

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――ついに新曲『何もしてあげられない』が8月21日にリリースとなります。

海乃:この曲は“集団の中の孤独”をテーマにしていて。22/7の楽曲はこれまでもメッセージ性の強いものが多かったのですが、特に寄り添ってくれる曲だなと感じました。

 「何かしてあげたいけど、結局は本人しか解決できないから何もできない」というのは、誰もが経験のある感情だと思っていて。私自身もこの楽曲をいただく前から、同じことを友達と話したことがありました。最後の方の歌詞に「置いていけない」というフレーズがあるのですが「できることはきっとある」と勇気をもらえるような……悩んでいる方に寄り添ってくれる曲だと思います。

西條:ダンスも“集団の中の孤独”をイメージしています。今までもダンスフォーメーションで1対10になることが多くて。新曲『何もしてあげられない』は今までで一番、気力を使う曲ですね。最初に私が一人でみんなが入ってくるのを待つシーンがあったり、れったん(高辻麗)の腕の振りでみんながしゃがむ部分があったり、1回1回に全力を捧げて踊っているので、ぜひダンスパフォーマンスにも注目していただきたいです。

高辻:曲の中に、今(西條)和ちゃんが言ってくれた「うららちゃんモーゼ」と言われている部分があって。和ちゃんも、(花川)芽衣ちゃんも、1人になってみんなから離れる箇所があるんです。

 今回、11人で初めて表題曲を歌わせていただけることになり、11人だからこそできるフォーメーションが特徴なんです。それぞれのキャラクターを活かして、11人でストーリーを作っていくというパフォーマンスが初めてで。「これからもっとダンスも歌も研ぎ澄ませていかないと」と気が引き締まりました。

花川:今までは8人で表題曲を歌っていて、もちろん全力でパフォーマンスしていたのですが、私は心のどこかで「ちょっと物足りないな」「何かが違うな」と感じていて。今回初めて11人で表題曲を歌ったらその違和感がなくなったんです。11人の絆が感じられる、この曲を大切に歌っていきたいです。

――今までカップリングなどを除いて、11人での表題曲を歌うのは初めてのことですよね。何か今までと違う苦労はありましたか?

海乃:メッセージ性の強い歌とダンスなので、やっぱりどうやって迫力をみんなで出していくかが大変でした。鏡を見ながら踊っていたら「11人ってやっぱりすごい」って自分でも圧倒されて。11人だからできるパフォーマンスがあって、特に(高辻)麗ちゃんはこういう曲にぴったりの雰囲気を持っているんですよ。

高辻:そう言ってもらえてうれしい! ダンスはそれぞれのメンバーの個性が活かされた振り付けになっていると思います。

海乃:表現が難しいのですが、麗ちゃんはどこか影のある曲にぴったりの雰囲気だなと思っていたので見ていて「おお~!」ってなりました。

高辻:心に闇は抱えてないから安心して(笑)。腕でビシッと決めるダンスはやっぱり緊張しますね。私は(西條)和ちゃんのダンスがすごく好き。静と動の使い方が上手いというか、手の使い方が美しくて。今回の曲で、私は和ちゃんが見える場所で踊れるので、どうしてこんなに綺麗なんだろう」って思いながら、いつも参考にしています。

西條:ありがとう。私はみんなに比べて「自分の踊りってなんで特徴がないんだろう」って悩んでいたんです。一人で前に出る振りのときは、横も前も誰もいないし、鏡もない。

 踊れなくなってしまうくらい悩んだことがあって、「周りを見ているばかりじゃダメだな」って思うようになったんです。私はれったん(高辻麗)が目立つ振りの部分を大切にしたいと思っているので、れったんからよく見えるように意識しています。

――ミュージックビデオ(MV)もとても凝ったものになっていますね。

花川:今回のMVは全て堀口悠紀子さんのイラストで作られているんです。最初に観たときに私が演じている斎藤ニコルちゃんの名前がスマホに映し出されていたので「ニコルちゃん、滝川みうちゃんと何かあったのかな……?」って思って、演じる上でいろいろと考察しています。ファンの皆さんも考察して、楽しみながら観ていただきたいです。

海乃:みうちゃんが最後に目を開くシーン、すごくカッコいいよね!

高辻:11キャラクター全員がMVに登場して、みんな可愛すぎて。「こんなに可愛い悠希ちゃんを提供してくれてありがとうございます!」という感謝の気持ちが大きいです。『22/7 計算中』では、明るいつぼちゃん(柊つぼみ)や、ほんわかしたれいちゃん(佐藤麗華)のカッコいい姿が見れるところも注目です。

西條:一人一人のキャラクターが観られるMVになっている中で、みうちゃんだけうつ向いていたり、下を向いているシーンが多いんです。私もすごくストーリーが気になっています。ニコルちゃんは何でもできてカッコいいアイドルなのですが、きっと何かの思いを抱えていることがあって、みうちゃんにも抱えていることがあって……私たち自身も考察しながら演じられるのが本当に面白いです。

海乃:まず、私はキャラクター同士の身長差に萌えて(笑)。絵が動いて感動して。「それぞれみんな何を考えているんだろう?」という表情にも注目です。私はもともと考察が大好きなので、あれこれ考えるのが本当に楽しくて、すごいオタク心をくすぐられます。

――先日行われた「duo MUSIC EXCHANGE」でのライブで、新曲『何もしてあげられない』が初披露となりましたが、ファンのみなさんの反応はいかがでしたか?

高辻:あの日のライブは『何もしてあげられない』の初披露が目玉だったので、絶対に失敗できないという緊張がすごかったです。ステージに出る直前まで、大丈夫、大丈夫って言い聞かせて。終わった後、ファンのみなさんがすごく大きな拍手をしてくださって、本当に安心しました。

海乃:涙ぐんでくださっているファンの方もいて「今までやってきたのはこの為だったんだな」って実感しました。定期公演が今年からはじまって、月に1度、みなさんの前でパフォーマンスすることで、やるべきことや課題が明確に見えてきました。毎月の頑張りを積み重ねていって、節目で大きな場所でやらせていただけることがありがたいですし、励みになります。

高辻:新曲の発売を記念して久しぶりの握手会もあるので、みなさんとお会いできるのがすごく楽しみです。

――そして、2020年1月からのテレビアニメ放送も決定しました! おめでとうございます。

西條:ありがとうございます! 私たちもアニメ化に向かって頑張っていたので、実際に来年1月からスタートすることが決まってうれしかったです。

 ただ、いざ具体的に決まると不安な部分もあって。私たちがオーディションで22/7になる前からキャラクター達がいて、たくさんの皆さんが関わって、ファンのみなさんが楽しみにしてくださっているからこその22/7なので。メンバー全員アニメに向かって頑張っている中、『22/7 計算中』で自分のキャラクターと向き合う時間も多くなりました。怖いなって気持ちもありますが、それぞれがキャラクターをしっかり演じられるよう頑張ります。

――今年は9月20日には「マイナビBLITZ赤坂」での単独公演も控えています。

高辻:昨年の9月にイベントをさせていただいたときは、「22/7 計算中」のMCでお笑いコンビの三四郎さんに来ていただいて。とてもお力添えをいただきました。9月も「しっかり11人でみなさんに楽しんでもらえるようにしなくては」と思っています。今、11人みんなで、ファンの方々に楽しんでいただけるような演出を考えているので、楽しみにしていてください!

――普段、アニメ鑑賞はしますか?

花川:私、アニメや漫画がすごい好きで。今は、特に『HUNTER×HUNTER』にどハマりしています。キャラクターのヒソカが大好きすぎて、ヒソカのTシャツを買いに行きました(笑)。

高辻:ダンスのレッスン中もよく着ているんですよ。

花川:ヒソカのTシャツを着ると頑張れるんです(笑)。

高辻:私は最近『文豪ストレイドッグス』を第一期から観直していますね。異能系の作品が大好きなんです。私も能力が欲しい(笑)。

――高辻さんはどんな能力が欲しいですか?

高辻:『文豪ストレイドッグス』のキャラクター達って自分の作品に関連した力があるんです。私も以前ソロコーナーで小説を読んだことがあって、それにまつわる力が良いなあと思います。う~ん……「星空の下、好きな人を召喚する力」ですかね(笑)。『文豪ストレイドッグス』ではキャラクターの太宰治さんが好きなので、太宰さんを召喚したい!

西條:私は、家で「ディズニーチャンネル」をずっとつけています。『フィニアスとファーブ』がすごく好きで、いつも癒されています。

海乃:『ソードアート・オンライン』のアリシゼーション編を観ています。最初は一人で観ていたのですが、いつの間にか家族が集まってきて、今は家族全員でアニメ鑑賞(笑)。あと、新海誠さんが監督を務めた『言の葉の庭』を観ました。新海さんの目のフィルターを通して東京を見ると、こんなに綺麗なんだなぁと感動しました。

――みなさんの選ぶアニメもそれぞれの個性を感じることができてとても面白いです。2020年1月から放送のTVアニメ『22/7』でどんな演技が見られるか楽しみにしています。

(テキスト:中村梢)

最終更新:8/17(土) 12:02
AbemaTIMES

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