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傘が鋭い武器に!「リアルに描く」“生身”の圧倒的迫力映像『SHADOW/影武者』

8/18(日) 19:00配信

cinemacafe.net

王とその影武者、2人の間で揺れる妻の愛を軸にした巨匠チャン・イーモウ監督の武侠アクション『SHADOW/影武者』。この度、中国映画史上、最も“革新的“であり奇策といわれる“アンブレラ・ソード” のアクションに驚嘆する本編映像&場面写真が解禁となった。

【画像】リアリティを追求した“生身”のアクションに注目



今回解禁となったのは、傘を剣盾に変え、独楽のように変幻自在に操り、凡手の業ではない突出した鋭利な刃に身を委ねる大胆かつ繊細な動き、竹のようにしなやかで強靭な“アンブレラ・ソード”による、見たこともない熾烈で華麗なノンストップ武侠アクションの映像。敵の兵士と攻防戦を繰り広げながら、「敵国の首領」を目指し約30個の傘が独楽のように高速回転しながら縦横無尽に坂を下る息もつかせぬ展開と、思わず声が出るようなチャン・イーモウ渾身の”リアリティ”を追求した圧倒的迫力を目にすることができる。


腕に弩弓をつけて、もう一方の手で傘を支え、滑りながら建物の1階から3階の敵国の兵士たちを弩弓で撃ち進む。炎国軍と対峙する境州奪還軍が正面対峙するシーンでは、“アンブレラ・ソード”を形態変化させ、敵兵士に傘を勢いよく振りかざすと鋭い刃が放たれ、中国映画史上最大の奇策で敵兵士をかく乱。イーモウ監督はカメラマンという自身のルーツに戻り、視覚効果とCGをほとんど使わないことを決意した”刃”と”刃”が、”生身”と”生身”が激しくぶつかり合うリアリティ溢れる戦闘シーンを作り上げた。


そして、革新的かつ“過剰なまでの武侠アクション”を活写した場面写真も併せて解禁に。企画の初期の段階でイーモウ監督から「アクションに関しては、VFXを多用した超人的・ファンタジー的な描写ではなく、リアルに描く」という方針が打ち出された。その意図は、名もなき存在、雑草のような存在でも、ヒーローになれることを描きたいという監督の思いからだという。

柔をもって剛を制す…ダンスのような動きも

例えば、傘での戦いは柔をもって剛を制すような、ダンスのような動きや仕草が要求されたが、最初はなかなか慣れず、俳優たちはゾンビのような動きになってしまったそう。しかし、トレーニングを積み重ねていく中、だんだんコツをつかんでいき、待ち時間に女性の仕草をまねたりもして、2、3日後には全員が大きな進歩を遂げたと製作スタッフは語る。

また、本作でイーモウ監督が掲げた目標の1つに、“クラフトマンシップ”(職人技への回帰)がある。セット、メイク、アクション、衣装など、すべてに職人たちの技が注ぎ込まれた映画作りが行われた。武器の制作においても、中国の素材を選び、中国の伝統を表現することを目指したという。最も重要なのはクルクルと回転する傘。表面に中国の文化を思わせる飾りを付けているが、傘の飾りだけで何か月もかかったそう。

さらに、本作の映像のトーンである中国の水墨画に合わせて、モノクロを基調としているところが一番のチャレンジでもある。本作でイーモウ監督は、“中国らしさ”をしっかり打ち出すことに非常にこだわってる様子が伺える。


世界を代表する巨匠が構想から撮影開始までに3年半の歳月をかけて、自由と引き換えに大軍が待つ敵地での無謀な任務遂行に挑む影武者の決死の覚悟を描いた本作。“リアリティ”を追求した武侠アクションの真髄を、劇場で体感することができそうだ。

『SHADOW/影武者』は9月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。

最終更新:8/18(日) 19:00
cinemacafe.net

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