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奄美とブラジルの絆体感 奄美市でサンバワークショップ

8/18(日) 13:02配信

南海日日新聞

 ブラジルの音楽・サンバに親しむイベントが17日、鹿児島県奄美市名瀬のAiAiひろばであった。演奏家の加藤勲さん(37)=東京都=が講師となり、リズムの取り方や楽器の扱い方を指導。参加者は奄美からブラジルへの移住100周年を記念して作られた曲「Kibaramba(キバランバ)」に合わせて演奏しながら歌い踊り、本場のサンバ音楽を体感した。

 加藤さんは演奏家として活動する傍ら、東京大学などで外部講師としてラテンアメリカの音楽を教えている。今回は奄美2世の妻・里織さん(44)と共に里帰りも兼ねて来島。同日夜に市内のホテルでサンバショーを行う縁で、「奄美の人にもサンバの魅力を知ってもらおう」とワークショップを企画した。

 ワークショップでは、参加者がブラジルの小太鼓「タンボリン」と大太鼓「スルド」を体験。「テレコテコ」と呼ばれる伝統的なリズムに合わせ、演奏しながら足でステップを踏んだ。

 練習が進むにつれて速くなるテンポに、参加者は苦戦しつつも笑顔。最後はサンバの後に必ず行われるという楽器の掛け合いを再現し、体全体を使って本場のブラジル音楽を楽しんだ。

 奄美群島では1918年、移住グループの第1弾がブラジルへ渡航。100周年を迎えた2018年には、群島で最も多い81家族491人が移住した宇検村を中心に奄美の住民と在伯奄美2世、3世らとの交流の場が持たれた。

 移民史を研究しブラジルに何度も足を運んでいる里織さんは「奄美にルーツを持つ人たちは今後の交流を楽しみにしている。交流事業を通して奄美にサンバの文化が根付き、いつか奄美のサンバチームをつくれれば」と期待した。

 この日参加した奄美市の松元裕子さん(46)は「思ったよりもハードだったが良い運動になった。祭りのパレードなどにサンバで参加したら面白そう」と話していた。

最終更新:8/18(日) 13:02
南海日日新聞

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