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ホワイトスネイクの『白蛇の紋章』は80年代HM/HRの決定盤!

8/18(日) 18:01配信

OKMusic

OKMusicで好評連載中の『これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!』のアーカイブス。今回はホワイトスネイクの代表作である『Whitesnake(邦題:白蛇の紋章~サーペンス・アルバス)』を取り上げる。
※本稿は2015年に掲載

ブルーズロックからハードロックへと大きく舵切り

1976年のディープ・パープル解散を機に、デイヴィッド・カヴァデールは、ソロアーティストとしての活動をスタート。ソロアルバム第一弾のタイトルにちなみ、自身を中心としたグループ、ホワイトスネイクを結成し、1978年にアルバム『トラブル』でデビューする。ブルーズをベースにしたハードロックは、本国イギリスをはじめ、ヨーロッパや日本でも人気を博したものの、アメリカだけは事情が違った。1980年のアルバム『レディ・アンド・ウィリング』では全米チャートのトップ100圏内に入ったが、本国イギリスにおけるほどの成功とは比較にならないほどのものだった。

ヴォーカリストがリーダーのバンドに多いパターンとして、ギタリストを変えることで音楽的方向性を計ることがある。ホワイトスネイクもそのひとつと言えるだろう。1984年の6作目アルバム『スライド・イット・イン』を最後に、初期ホワイトスネイクのサウンドを支えてきたミッキー・ムーディ(Gu)をクビにしたデイヴィッドが、後任として抜擢したのは元シン・リジィのジョン・サイクス。ジョンのメタリックかつフラッシーなリードギターを被せた『スライド・イット・イン』のUSリミックス盤は、バンドとして最高位の全米42位をマークする。デイヴィッドは確信したに違いない。「こいつと手を組めば、アメリカを狙える」と。そして、続くアルバムで、それまで実践してきた70年代テイストのブルーズロックから、80年代の洗練されたハードロックへと大きく舵を切ることを決意。そうして完成したのが『白蛇の紋章~サーペンス・アルバス』だ。原題の“Whitesnake”からは、“この音こそがホワイトスネイクなんだ”という自信に満ち溢れた表情が垣間見える。

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最終更新:8/18(日) 18:01
OKMusic

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