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サッカー解説YouTuber「Leo the foot ball」、YouTube×サッカーの未来を語る

8/18(日) 11:30配信

テレ東プラス

─長年目指していたのは芸人としての成功だったと思います。まったく畑の違う分野で評価されることに、葛藤はなかったのでしょうか。

「芸人ってメンタリティだと思っていて。たとえば、内田裕也さんは毎月のように新曲を出さなくてもロックとご自身を表現されていたと思いますが、それはロックなメンタリティを持っているから。僕も根っこのメンタリティは芸人で、一緒にいる人を退屈させたくないと常に思っています。だから、動画でも一番は『この人とサッカー談義をしていると楽しいな』と思ってもらうことに舵を切っているんです。ツールを変えたという感覚ですね。昔は舞台や吉本の劇場というツール。今はYouTubeや(オファーを受けて出演している)CSの番組、雑誌やメディアのインタビューというツール。人を楽しませる姿勢は、ツールを変えても一貫しています」

─芸人の道を捨てるのではなく、メンタリティとして持ち続けて現在の活動へと活かしている。芸人とYouTuberの道は繋がっていたんですね。

「むしろYouTubeを始めて、『近道できた』みたいな感覚です。芸人は見た目のインパクトではなく知識や技術で勝負する場合、一芸に特化していないと厳しいじゃないですか。たとえば、アンジャッシュの渡部さんって見た目もカッコいいけれど、食やインテリジェンスで戦っている方ですよね。仮に僕が芸人で花開いていたとしても、生き残るには強烈なキャラ作りをするか、渡部さんのように語れることを身につけるしかない。そう考えたときに、僕の語れることってサッカーですから、結局は現在の活動に辿り着いていると思うんです。そういう意味で、YouTubeは僕にとっての“近道“でしたね」

─昨今では元日本代表でサッカー解説者の戸田和幸さん、ドリブルデザイナーの岡部将和さんのほか、『サッカーキング』を始めとした大手サッカーメディアも独自のYouTubeチャンネルを開設しています。LeoさんはYouTubeというプラットフォームの登場によって、サッカー界はどう変わると考えているのでしょうか。

「まずは選手がチャンネルを持ち、発信する時代になると思います。海外だとピケが自身のチャンネルでネイマールにインタビューしたり、国内でもヴィッセル神戸の那須大亮選手がYouTuberのような活動をされたりしていますよね。今、こうした動きはヨーロッパを中心に広まりつつあります。その一因となっているのは向こうの報道のスタイルで、良くも悪くも意地悪な書き方をするじゃないですか。『メディアに雑な仕事をされるぐらいなら、自分で発信するわ!』ってなるのは、自然な流れだと思います」

─かつてマスコミとの確執を噂された中田英寿選手が、自らの言葉を伝えるメディアとして公式HPを作った流れと似ていますね。メディアはより報道の姿勢を問われることになるかもしれません。

「あとは、これだけYouTubeが人気なのは、インタラクティブなメディアだからだと思います。生配信をしていてすごいなと感じるのは、リスナーさんからのコメントにリアルタイムで答えていると、1対1000のテレビ電話みたいになるんですよ。演者と対話しながら動画の参加者になれることを面白がっている。そこは肌感とか温度感の世界だから、僕もサッカースナックのマスターみたいなイメージで、カメラに話しかけているんです。サッカー界がYouTubeを活用するなら、そういう感覚を持てるかが重要になると思いますね」

─なるほど。ちなみに、具体的なアイデアなどはありますか?

「たとえば、メディアがサポーターの力をうまく使うのも手だと思います。ブログやTwitterの界隈にも、サッカーをロジカルに分析している人はいますよね。『好きこそ物の上手なれ』と言いますが、熱狂的なファンは往々にしてディープな知識を持っているもの。彼らのような“好事家“にオファーして分析やダイジェストを作ったら、深くて濃密なコンテンツに仕上がるし、情報を発信する人の母数も相乗効果で増えていくと思うんです。最近はオンラインサロンに代表されるように、お金を払ってでも好きなことにコミットする時代。予算もファンの方の愛情に甘える形にはなりますが、抑えることができます」

─いかにファンを巻き込めるかはネット時代を乗りこなす鍵になりそうです。

「試合の映像を配信しているプラットフォームで、ユーザーが『ニコニコ生放送』のように自分の音声つきの映像を配信できるシステムを採用したら面白いかもしれませんね。予算や大人の事情で難しいとは思いますが(笑)、アイドルのサッカー配信なんて盛り上がりそうじゃないですか。プロの実況や解説による従来の放送を『公式生放送』として位置づけたとして、そこに人が集まらなかったら大変なので、発信される情報の質が視聴者に負けじと底上げされる。より健全な競争も生まれると思います」

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最終更新:8/18(日) 11:30
テレ東プラス

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