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北朝鮮が迎撃できないミサイルを発射!?元自衛艦隊司令官「アメリカの技術が使われていると疑わざるを得ないものも」

8/18(日) 10:04配信

AbemaTIMES

 この3週間あまりで6回に達している、北朝鮮による飛翔体、ミサイルの発射。韓国との問題ばかりが報じられているが、実は日本の軍事力では迎撃が難しいタイプのミサイルが発射された可能性が浮上しているという。

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■日米に新たな脅威、アメリカの技術も?

 16日放送のAbemaTV『AbamaPrime』に出演した、対空ミサイルに詳しい元自衛艦隊司令官の香田洋二氏(元海上自衛隊海将)は「規模を縮小したとはいえ、米韓合同軍事演習を止めていないことに北朝鮮が不快感を抱いていることは事実だ。大物、長槍だけではなく、大刀、小刀もあるんだぞということを新たに見せたと言えると思う。燃料については瀬取り、部品についてはヨーロッパの国交のある国が非合法で、あるいは太平洋の小さな国を利用して第三国との迂回貿易等で既製品を入手しているとの見方もある。アメリカに力を見せるための最低限のものは確保できているということだろう。やはり国連の制裁が100%効いているとは言えないし、輸出管理も万全ではない」と話す。

 「先月以降、北朝鮮は異なる3つのタイプを発射していると私は見ていて、7月25日と今月6日に撃ったものについてはロシアのイスカンデルという短距離ミサイルをコピーしたものではないかと言われている。射程は比較的長く500kmとされていて、韓国は690kmという数字を公表しているが、実際には750kmくらいで、日本に届く可能性もある。また、今までの戦術的なミサイルは空気のある所を舵とジェットエンジンを使って飛んでくるものか、野球で言えばセンターフライのようなイメージで飛んでくる弾道弾だったが、イスカンデルはマウンドの上くらいで水平飛行に入り、大気圏内を飛びそうだ、というところでフェイントをかけて飛んでくる。つまり、日米の弾道弾防衛の裏をかいて飛んでくるので、迎撃の命中率は下がってくるだろう。北朝鮮はそれを実配備しようとしている。さらにこの技術を弾道弾に応用され、射程が2000km、3000kmとなれば、さらに新たな問題が出てくる」。

 また、「10日に撃たれたものは、ひょっとしたらアメリカの技術が使われているのではないかと疑わざるを得ないミサイルで、私も一瞬ぎょっとした」と明かす。

 「発射台を含め、アメリカ陸軍のATACMS(エイタクムス)に似ている。外形が似ているということは中身も相当似ている可能性がある。入手経路は分からないが、アメリカ本土からサイバーで情報を取ってくるか、あるいはスパイで同じものを持っている韓国などから情報を取った可能性を否定してはならないと思う。私は7割方、“やったな“と思っている。いずれにせよ、アメリカ陸軍が導入したのが1990年代なので、軍事装備としては非常に新しいものに入る。そういうものを見せることでの情報戦・心理戦を仕掛けていると言えると思う」。

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最終更新:8/18(日) 10:04
AbemaTIMES

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