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稲すり踊りで五穀豊穣願う 宇検村芦検集落で豊年祭

8/18(日) 13:03配信

南海日日新聞

 五穀豊穣(ほうじょう)と集落の繁栄を祝う鹿児島県宇検村芦検集落名物の「芦検稲すり踊り」が17日、同集落の豊年祭で奉納された。芦検民謡保存会の婦人会14人が「ウンジョギン」と呼ばれる農作業着とエプロンに身を包み、土俵周りで田植えや精米の様子を軽快なリズムで表現。観衆は大きな拍手で踊りを盛り上げた。

 芦検稲すり踊りは村指定の無形文化財。1938年、皇室の新嘗祭(にいなめさい)で芦検集落栽培の米を宮中に献上した際、御田植祭りに奉納したのが始まりとされ、80年以上続いている。

 奄美の稲すり節と沖縄の汗水節を併せ、沖縄民謡調に編曲されており、ざるやくわ、きねや臼を使用。14人の踊り手たちが田植えから収穫、脱穀や精米の様子を踊りで表現している。

 芦検集落で育ち、23年以上稲すり踊りを奉納している寿山麻美さん(46)は「年々踊り手が減り、ここ数年は婦人会以外からの助けで踊りが成り立っている。集落の大事な踊り。今後も残していきたい」と話した。

 豊年祭では、満50歳を迎える力士が最後の参加となる「上がり相撲」を開催。隣の田検集落出身で1970年生まれという元山公知村長もまわしを締め、「振り出し」と呼ばれる土俵入りに「応援」参加。「ヨイヤ、ヨイヤ、ヨイヤー」「ワイド、ワイド、ワイドー」と声を張り上げ、集落内を練り歩いた。

 松井寿一区長(64)は「豊年祭は芦検集落の活力。集落の繁栄と結束力、パワーを実感する一日。皆さんの応援がありがたい」と話していた。

 夜には土俵で八月踊りが奉納された。

奄美の南海日日新聞

最終更新:8/18(日) 13:03
南海日日新聞

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