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中性脂肪の減少、脂肪燃焼…健康に良い野菜「トマト」をズバリ解説!

8/18(日) 17:10配信

TOKYO FM+

さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。8月10日(土)放送のテーマは「トマト」。今回は、東京農業大学農学部農学科 野菜園芸学研究室 准教授の高畑健さんに「トマト」について教えていただきました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2019年8月10日(土)放送より)

── トマトってどんな植物なんですか?

トマトはナス科の植物です。ナス、ピーマン、ジャガイモの仲間ですね。形も色も全然違うような印象を受けますが、花の形態が同じなので1つの科に分類されています。5~6枚の花びらが付いているように見えるのですが、実は1枚で形成されている合弁花というのがナス科の植物の特徴です。

ちなみに、よく話題になるトマトの栄養成分「リコピン」はトマトの赤い色素のことなんですが、本当は「リコペン」が正しい発音ですね。まあ、どっちでも同じことなんですが(笑)。学問的にアルファベット表記した場合「Lycopene」なので我々はリコペンと呼んでいて、一般的にはリコピンと呼ばれています。

── そのリコペン(リコピン)はどんな効果があるんでしょう?

注目を集めているのは抗酸化作用です。血管や皮膚などの老化を防ぐ役割を持つ成分と言われてきています。トマトの赤い色素なので、より赤いトマトを食べたほうが、より多くのリコペンを摂取できます。さらに最近、トマトは中性脂肪を減らしたり、脂肪燃焼に役立ったりする成分があることもわかってきています。

「トマトが赤くなると医者が青くなる」なんてことわざもあるくらい、トマトは健康に良い野菜です。食べるにあたっては、加熱することで栄養成分が極端に減少するということはないと思います。でもやっぱり、もぎたてのトマトをそのまま食べたほうが、より多くの体に良い成分を摂取できるだろうとは思いますが。

── トマトの原種はどんな植物だったんですか?

発見当時のトマトは、ビー玉よりも小さい果実をたくさんつけていました。そこから年月をかけて品種改良されて、現在出回っているような野球ボールくらいの大きさの実がなるトマトになっていったんです。現在、トマトの品種は専門家もどれくらいあるのか把握しきれないくらいたくさんあります。ざっと数百種はあるとは思うのですが、どんどん新しい品種が出てきているので、我々も追いつかない状態です。

有名な品種としては「桃太郎」。この品種が出てくる前は、トマトは赤くなる前に収穫して、お店に並ぶ頃に赤くなっているのが普通でした。昔は赤くなってから収穫すると、トマトがどんどん柔らかくなってしまったんです。しかし、桃太郎は赤くなってから収穫しても柔らかくなりにくい。昔のトマトは、青臭さがあり甘味が弱いというイメージがありましたが、1980年代に桃太郎が出てきてからかなりトマトのイメージが変わりました。

最終更新:8/18(日) 17:10
TOKYO FM+

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