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地球のために声をあげた、米仏の女性政治家たちに注目

8/18(日) 21:04配信

ELLE ONLINE

温暖化対策は待ったなしの状況なのに、なかなか具体策が進まない現実。こまやかな視点とリアルなアイデアを掲げて、アメリカとフランスの女性政治家たちが立ち上がった。エル・ジャポン9月号より。

若さ・発言力・行動力で マイノリティーを鼓舞する

彗星のごとく現れた 新世代の政治家
アレクサンドリア・オカシオ=コルテス/政治家

昨年、アメリカの政界に最年少(当時28歳)の下院議員として突如登場したアレクサンドリア・オカシオ=コルテス。その若さだけでなく、ジェスチャーとともに力強い発言と行動力で人々を魅了し、一躍オピニオンリーダーとなった彼女。ポッドキャストや深夜のトーク番組など、メディアにも積極的に出演し、タイム誌の表紙も飾った。若い世代にとっても政治に関心を抱くきっかけとなっているほどだ。またスタイルとセンスを生かしたエレガントなスーツスタイルや、トレードマークのようになっている赤リップにも注目が集まる。

大学在学中に父を亡くして実家が差し押さえの危機に遭い、1日18時間ウエートレスやバーテンダーとして働いた経験から、「労働者階級の出身」という意識を強く持っているアレクサンドリア。「国民皆保険制度」「公立大学の授業料無償化」「移民税関捜査局の廃止」「女性の権利」「LGBTQIA+へのサポート」など、弱者やマイノリティーに寄り添った政策を掲げている。6月には最低賃金の引き上げを求める運動の一環として、自らニューヨーク市のレストランでかつてのように接客に勤しんだ。

そんな彼女が今年2月に発表したのが、気候変動問題に包括的に取り組む「グリーン・ニューディール」法案。エド・マーキー上院議員と共にまとめたこの法案はかなり大胆なもので、民主党の内部でも、進歩派と穏健派の間に意見の相違があることを明らかにした。 

法案は「再生可能エネルギーの促進、すべての建造物に対する、エネルギーと水道効率を上げる設備のアップデート」「全米の交通システムの抜本的な見直し、ゼロ排気車や公共交通機関、高速鉄道への投資」「クリーンな製造業の促進」「スマートグリッド(次世代送電網)の敷設や有害廃棄物の処理場整備などによる気候変動の影響緩和」などを掲げており、同時に超富裕層の税率の最大70%までの引き上げや、国民皆保険などの内容も含まれ、富裕層から批判を受けたものの、一部の富裕層に利益が偏っている現状を浮き彫りにした。

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最終更新:8/18(日) 21:04
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