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川崎宗則が台湾で始動「ドキドキ」いきなり投手も

8/18(日) 7:33配信

西日本スポーツ

 【斗六(台湾)森淳】台湾プロ野球(CPBL)の味全で、客員コーチ兼任で現役復帰した川崎宗則内野手(38)が17日、台湾・雲林県の斗六野球場でキャンプインした。ユニホーム姿をお披露目し、背番号はダイエー、ソフトバンク時代と同じ「52」となった。球団OBを交えたエキシビションゲームでは、遊撃手のほかに投手としても登板し、台湾のファンへあいさつ代わりのプレーを披露。活力をみなぎらせ再出発した。

【写真】川崎氏の兼任コーチ就任を報じる現地の新聞

■ファンに「謝謝」

 新しい赤ユニホームをオールドスタイルで着こなし、最初の日を終えた。夕刻。ロッカーへ引き揚げる川崎の声に、胸の高鳴りが表出した。「緊張しました。ドキドキしました。台湾の人もすごく応援してくれて。うれしかった。謝謝」。体調不良でソフトバンクを退団して約1年半。一度は野球を離れた男の姿が、グラウンドに溶け込んだ。

 16日に台湾入りし正式契約。17、18日は新チーム発足記念のファン感謝祭だ。午前のユニホームお披露目から大歓声で迎えられた。ダイエー、ソフトバンクでなじみの背番号52。「提示された。背番号、決めたことない。今回も52。また縁があった、こいつとは」。球団は長幼の序で川崎に選ばせたとの説明だが、ともかくシンボルは不変だ。

 午後のエキシビションゲームはスコール2度にめげず1時間半遅れで開催。OBチームに入った川崎はまず救援登板した。最速自体は140キロ超も、120キロ前後の球で同僚になる若手から痛打。「肩がもげそう。投手の悪口言ってきたけどやめます。投手の給料が一番、高い理由が分かった。これは大変な職業だ」。マウンドを譲ると遊撃へ。三遊間深くの打球に追いつくも、こぼして送球かなわず、天を仰ぎ悔しがる。

 唯一の打席では左翼への一打で急加速。スタンディングの三塁打で拳を繰り出した。「まだ5割だけどね。えらい何か、みんなから速いって言われたけど。ケガしないようにいった。まあまあ、体は元気ですよ」とまんざらでもなかった。

 味全は1999年に一度CPBLを脱退。今年6月に復帰が決定した。「20年前にあったチームで、少し休んでたけど、復活して。OBの方もすごく喜んでるし『若い選手と頑張ってくれ』と言われた」。どこか自身の境遇と重なった。

 夫人と3子も立ち会った。「僕にとっていいスタートが切れる、新しいチャレンジができる環境。このドラゴンズには感謝の気持ちでいっぱい」。来年は2軍からの参入。1軍は再来年からだが、そこは重要でない。「状態上げて(年末の)ウインターリーグが始まるときにはマックスでアピールしたい。他の選手に負けないようにレギュラー争い、頑張ろう」。アラフォーの新顔はあっけらかんと言った。

◆川崎のコーチ就任発表後の経過

【7月】

 ▼9日 台湾プロ野球に復帰する味全の公式フェイスブックが川崎の客員コーチ就任を発表。

 ▼10日 川崎が台湾入り。

 ▼11日 味全が台北市内でドラフト指名選手の契約会見を実施。元台湾代表の葉君璋監督、張泰山コーチら首脳陣とともに川崎が登壇し、捕手だった現役時代に川崎がいた日本代表とも対戦した同監督は「選手としても試合に出てもらいたい」と発言した。

 ▼13日 台北市内で会見した川崎が現役復帰を表明。「選手9割、コーチ1割」と選手に重きを置くことを明かし、所属事務所も選手兼コーチでの仮契約を発表した。

西日本スポーツ

最終更新:8/18(日) 10:55
西日本スポーツ

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