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トヨタ「プリウス」初代モデルvs最新モデル 燃費王に君臨する世界初の量産ハイブリッド車

8/18(日) 16:30配信

くるまのニュース

世界初の量産ハイブリッド車が誕生

 各自動車メーカーは、独自の考えのもと低燃費・低排出ガス技術の研究を続けています。

コンセプトカーから最新まで歴代プリウスの変化を写真で見る(17枚)

 なかでも日本ではハイブリッド車が、軽自動車から大型の高級セダンまで広く普及しています。

 このハイブリッド車の量産化に世界で初めて成功したのがトヨタ「プリウス」です。そして、現行型のプリウスは、いまも低燃費車のトップに君臨しています。

 そこで、プリウスの初代モデルと最新モデルをまとめて紹介したいと思います。

●1997年発売の初代「プリウス」

「ハイブリッド」という言葉は生物学などに用いられていましたが、クルマの場合はエンジンとモーターといった異なるパワーユニットを同時に搭載している場合の総称になります。

 エンジンとモーターを搭載したハイブリッド車の歴史は古く、自動車が発明された直後の19世紀には作られていたといいます。

 低燃費化の切り札として世界中のメーカーがハイブリッド車の試作を繰り返しましたが、安定した電池の製造と希土類を使ったモーターのコストや、重量増や制御技術の難しさにより量産化まで到達できませんでした。

 しかし、トヨタが量産車初のハイブリッド車の開発に成功し、1997年「プリウス」を発売します。「21世紀に間に合いました」というキャッチコピーが大いに話題となりました。

 プリウスの開発目標は、同クラスのガソリン車と比べて2倍の燃費性能でした。

 実際は、当時としては驚異的な28km/L(10・15モード)という低燃費を実現。これは、従来のガソリンエンジン搭載のAT車に比べ、約2倍の燃費性能であり、CO2の排出量を約2分の1に削減することができたことになります。

 さらにCO、HC(炭化水素)、NOx(窒素酸化物)といった大気汚染物質を、当時の規制値の約10分の1にすることにも成功しています。

 これを実現したのは、58馬力の1.5リッター直列4気筒ミラーサイクルエンジンと、41馬力のモーター、さらにエンジンとモーターの駆動配分や、発電を制御する動力分割機構を組み合わせたTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)です。

 バッテリーは安定性や信頼性、コストを重視してニッケル水素電池を採用していました。

 車体は空力性能を考慮したクサビ型シェイプの4ドアセダンで、サイズは全長4275mm×全幅1695mm×全高1490mmと5ナンバーサイズでした。

 価格は215万円(消費税含まず)と、同クラスのクルマよりも数十万円ほど高価でしたが、実際はかなりのバーゲンプライスだったようです。

 発売直後は、この高価格のため年間販売台数は2万台ほどにとどまり、これは当時の「カローラ」の10分の1にも満たない台数でしたが、年を追うごとに販売台数は増加傾向にありました。

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最終更新:8/18(日) 16:30
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