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「自分が行動するしかない」下校時にごみ拾い続け4年、唐津西高の林田さん

8/18(日) 16:09配信

佐賀新聞

 唐津西高3年の林田晶さん=佐賀県唐津市浜玉町=が、ごみを拾いながら下校している。中学生の時から始めた習慣で現在も月2、3回、約30分かけて清掃する。「自分にできる精いっぱいのことをしたい」。少しでも町がきれいになるようにとの思いを込め、活動している。

 唐津西高からJR唐津駅までの約1キロを、ビニール袋を手に歩く。空き缶、ペットボトル、ストロー―。草むらに埋もれたごみも見つけて拾っていく。「夏だから飲み物のごみが多いですね」。コンビニの小さな袋はすぐにいっぱいになった。「疲れるけど無心でいられる。好きな時間です」。額に汗する林田さんは、とつとつと話した。

 中学2年の時、利用していた和多田駅が無人駅になり、ごみ箱がなくなった。その影響か、ホームや階段でごみが目立つようになった。ベンチに置きっ放しのカップめんの容器からスープがこぼれていたこともあり、林田さんはティッシュで拭いた。「自分が行動するしかない」。心に決め、平日はほぼ毎日取り組んだ。

 高校生になり勉強が忙しくなってからは頻度は落ちた。掃除する場所は変わったが活動はやめていない。作業服を着たおじさんから「良いことだから続けなさい」と声を掛けられた。女性が「いつもありがとう」とジュースをくれたこともある。応援されるたびに「町の環境に貢献している実感が持てる」と話す。

 活動は4年になる。林田さんは「ごみをポイ捨てすることでどんな影響があるのかを考えてほしい」。誰かが投げ捨てたごみを、こつこつと拾い続けている。

最終更新:8/18(日) 16:09
佐賀新聞

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