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OKじゃない、グーグルが抱える問題

8/19(月) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

グーグルは過去数年にわたり、社内外からのさまざまな批判に頭を悩ませている。その内容は従業員の多様性の欠如から中国の業務まで多岐にわたる。

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主な原因の1つは、同社が「異常な天才」を受け入れたことにある、と元CEOのエリック・シュミットは言う。「異常な天才は必要だ。大抵の場合、彼らが製品をすばらしいものにするのだから」とシュミットはワイアードの最近の記事で語った。

「異常な天才」と呼ばれた1人に、Androidの元責任者、アンディ・ルービンがいた。ルービンは2014年、同僚にわいせつな行為を強要したと告発され、9000万ドルの退職金を得てグーグルを去った。

グーグルはこの数年、苦境に立たされている。

2018年6月、政府との大規模な契約、プロジェクト・メイビン(Project Maven)が白紙になったのは幹部が社内の批判に屈したためだった。その後、11月に従業員が幹部たちのセクハラ行為疑惑に抗議してストライキを行った。今年7月には、従業員が中国向けに開発されていた検閲機能付きのGoogle検索に反対し、プロジェクトが中止されたことも明らかになった。

ワイアードによる大規模な調査によると、こうした問題はすべて、グーグルの企業文化に根ざしているという。

「異常な天才」の採用

グーグルの企業文化の問題は、同社の元CEOで親会社アルファベット(Alphabet)の会長、エリック・シュミット(Eric Schmidt)の言葉に集約されている。 

「異常な天才は必要だ。大抵の場合、彼らが製品をすばらしいものにするのだから」とシュミットは今年初め、ワイアードのインタビューで語った。 

「異常な天才」と呼ばれた1人に、Androidの元責任者、アンディ・ルービンがいた。ルービンは2014年、同僚の女性にわいせつな行為を強要したと告発され、9000万ドル(約95億円)の退職金を得てグーグルを去った。

ここで述べられている製品とは、世界中で何十億もの人に使われている、Gmail、Googleマップ、Google翻訳といったグーグルの傑作の数々だ。グーグルのビジネスにとっても極めて重要な要素でもある。

だから、「異常な天才」が他の従業員よりも多くのチャンスを与えられているというシュミットの発言が非常に重要になる。それが企業文化なのだ。幹部は特定の従業員を高く評価することが許され、セクハラ行為で告発された後、しかもグーグルによる調査でその告発の信憑性が認められた後でさえ、その人物は巨額のボーナスを手に去っていくだけで、何の不利益もない。

Business Insiderはコメントを求めたが、グーグルは回答していない。

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最終更新:8/19(月) 8:10
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