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ブレックスメンタリティを作り上げる安齋竜三(後編)「完璧なコーチはいない」

8/19(月) 18:05配信

バスケット・カウント

ブレックスメンタリティ、その強さを継承すること

文=丸山素行 写真=B.LEAGUE、バスケット・カウント編集部

昨シーズンの栃木ブレックスは連敗を一度も喫しないままレギュラーシーズンを49勝11敗を乗り切った。これは優勝したBリーグ初年度を上回る成績。チャンピオンシップではセミファイナルで千葉ジェッツに敗れたが、ケガ人続出の状況でもチームスタイルであるディフェンスとリバウンドが揺らぐことはなく、試合終盤に異常なまでの勝負強さで勝ちきる戦いぶりを披露した。今夏から宇都宮ブレックスへとチーム名は変わるが、そのカルチャーは不変である。2年前の秋にヘッドコーチへと昇格し、ブレックスのカルチャーを作り上げた安齋竜三に話を聞いた。


──昨シーズンは遠藤祐亮選手のブレイクがあり、リーグのベスト5にも選ばれました。遠藤選手自身は「信頼してもらえるようになった」ことがきっかけだと話していましたが、安齋ヘッドコーチの中で、何か特別なブレイクのきっかけがあったと思いますか? 

特に、これというのはないです。彼の場合は何年も続けてきたことが形になったというか。昨シーズンもチームが苦戦している中でいろいろ考えることがあったと思いますし、そういうのも繋がったとは思います。

──シーズン中に「選手への信頼」という言葉をよく使いますよね。ヘッドコーチを続ける中で選手への信頼は強いものになっていますか? 

信頼とか責任という部分を今まで(田臥)勇太が引っ張ってきましたが、チームがこの先良くなるにはそういう選手がもっと増えるべきだと思っていました。その中で昨シーズンは遠藤がそうですし、ナベ(渡邉裕規)も(鵤)誠司もある程度そういうモノが見えてきました。

ビッグマンでは、(竹内)公輔、ライアン(ロシター)とジェフ(ギブス)もそういうメンタリティを持っています。外国籍選手もブレックスのメンタリティーを、若くて何年もウチにいてくれるような選手に、ジェフとライアンから継承していくのが理想です。あくまで僕のイメージですが、外国籍選手は良い選手を取ってきたとしても、カルチャーを伝えるのが難しいと考えています。

勇太、ライアン、ジェフがいるうちに継承していくことが大事だし、彼らもプレーで見せるのはもちろん、それ以外の部分でも気持ちの持ち方をアドバイスしたり、常にコミュニケーションを取ってくれるので、良い時期に継承されているという感じはあります。それを今の選手たちが受け持ってくれれば、今度はその先何年も繋いでいけます。そうやって今のカルチャーやメンタリティーがこの先も繋がっていくのが理想だと思います。

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最終更新:8/19(月) 18:05
バスケット・カウント

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