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「イージー・ライダー」俳優ピーター・フォンダさん死去79歳

8/19(月) 13:00配信

映画.com

 [映画.com ニュース]映画「イージー・ライダー」などで知られる俳優・監督のピーター・フォンダさんが8月16日(現地時間)、肺がんによる呼吸不全のため米ロサンゼルスの自宅で死去した。享年79歳。バラエティほか複数の米メディアが報じている。

【人物情報】ピーター・フォンダ

 広報担当によると、フォンダさんは同日午前、親族が見守るなかロサンゼルスの自宅で安らかに息を引きとったという。遺族は声明を通し、「私たちの人生において最も悲しい瞬間。心の痛みを表現する適切な言葉が見つからない」と悲痛な心境を述べた上で、「心優しく寛容な彼の死を嘆くとともに、皆さんが不屈の精神と愛に満ちた彼の人生を祝福することを願っています。ピーターを讃えるべく、自由という名のグラスを掲げ、乾杯をしてあげてください」と呼びかけた。

 1939年、名優ヘンリー・フォンダを父に、ジェーン・フォンダを姉に持つ芸能一家のもと米ニューヨークで生まれたフォンダさんは、ブロードウェイの舞台で俳優としてのキャリアをスタートさせたのち、63年に「タミーとドクター」で映画デビューした。アメリカの真の姿を求めてバイクを走らせる若者たちの旅路を描いたアメリカン・ニューシネマの傑作「イージー・ライダー」(69)では製作・共同脚本・主演の三役を務め、共演のデニス・ホッパー&ジャック・ニコルソンとともに一躍人気スターに。同作は、第42回アカデミー賞の脚本賞にノミネートされたのに加え、98年にはアメリカ文化の遺産として保存に値する「文化的、歴史的、芸術的」に重要な作品としてアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)入りを果たしている。

 その後も、「さすらいのカウボーイ」(71)や「未来世界」(76)、「キャノンボール」(81)、村上龍原作・監督の日本映画「だいじょうぶマイ・フレンド」(83)など幅広いジャンルの作品に出演。97年の「木洩れ日の中で」では家族の絆を取り戻そうと奮闘する老養蜂家を熱演し、ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)を受賞。アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされた。

 2000年代に入ってからも、「サラ、いつわりの祈り」(04)、「ゴーストライダー」(07)、「3時10分、決断のとき」(07)、「処刑人II」(09)、「コンテンダー」(15)などの映画から、「ER緊急救命室」「カリフォルニケーション」「CSI:ニューヨーク」「ブラックリスト」といった米人気ドラマへのゲスト出演まで精力的に活動を続けていた。

 「イージー・ライダー」の公開から50年にあたる今年は、9月20日(現地時間)に米ニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホールにて開催される記念コンサートにも、特別ゲストとして参加する予定だった。

最終更新:8/19(月) 13:00
映画.com

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