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小美玉で沖縄舞台劇 中高生全力、圧巻の演技 10年ぶり県外公演

8/19(月) 8:00配信

茨城新聞クロスアイ

沖縄県の伝統芸能を取り入れ、中高生が演じる舞台作品「肝高(きむたか)の阿麻和利(あまわり)」が9、10の両日、小美玉市部室の四季文化館みの~れで上演された。沖縄県外での公演は10年ぶり、本県では初めて。3日間で計約1500人が観劇し、圧巻のパフォーマンスに拍手を送った。実行委員会主催、同市など共催。

同舞台は、子どもたちに郷土愛を深めてもらおうと沖縄県勝連町(現うるま市)教育委員会が1999年に始めた。15世紀の琉球王国で、勝連城10代目城主だった「阿麻和利」の活躍と半生を描く。沖縄伝統芸能「組踊(くみおどり)」の形式を基に中高生がミュージカル仕立てに演じる。公演回数は300回、観客動員数は18万人を超える。

9日は県内の特別支援学校の児童生徒らが招かれ観劇。10日は一般客が観劇した。

役者、ダンサー、音楽の生演奏に至るまでを中高生総勢86人が担った。迫力ある演技と演奏が繰り広げられると、詰め掛けた観客から歓声が上がった。公演の最後には、事前にダンスを練習していたつくば市の放課後児童クラブなどの子どもたち56人が、役者陣と一緒に踊った。

初めて舞台を見た鹿嶋市の自営業、三宅裕司さん(42)は「中高生が全力で、大人の自分たちに足りないものを見せてくれた」と感動した様子だった。

公演に当たり、実行委は中高生たちの自己負担金を減らそうと、インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)を実施。1千万円以上が集まった。

阿麻和利を演じた川根達巳さんは公演の最後、「茨城公演を通して、たくさんの方々に支えられていることを実感した」とあいさつ。鬼澤慎人実行委員長は「今回の公演をきっかけに、茨城、沖縄両県の子どもたちの間で交流が生まれれば」と期待を込めた。(小原瑛平)

茨城新聞社

最終更新:8/19(月) 8:08
茨城新聞クロスアイ

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