ここから本文です

【北九州記念・後記】9番人気でダイメイプリンセス優勝 波乱劇の要因と真の実力

8/19(月) 21:40配信

東スポWeb

 18日、小倉競馬場で行われたサマースプリントシリーズ第4戦のGIII北九州記念(芝1200メートル)は、9番人気の伏兵ダイメイプリンセス(牝6・森田)が優勝。この波乱の要因は何だったのか? 昨年2着のリベンジを果たした同馬の今後の可能性と併せて検量室前の取材から展望する。

 例年以上にメンバーが揃ったと言われた今年の北九州記念だが、終わってみれば9番人気ダイメイプリンセスの優勝で幕を閉じた。

 この波乱劇の最大の要因は2つ。まずは前半3ハロン32秒7のハイラップだ。このペースでも十分に速いが、同32秒台で逃げ切っているモズスーパーフレアがハナを譲ったのだから、実際は数字以上の激流だったのだろう。

 この流れに乗ったのがダイメイプリンセス。後方で脚をためると、直線で脚色が鈍った先行勢を外からまとめて差し切った。見事に昨年2着のリベンジを果たした秋山は「うまくいきました。ずっと馬場のいいところを通れましたし、枠順も良かったと思います」と会心の騎乗に胸を張った。

 もうひとつは中間の省エネ調整だ。冬場にガレていた筋肉は徐々に戻ってきたが、それでも馬にまだ硬さが残っていると判断した森田調教師は「追い切り後は木、金、土と楽をさせた。昨年のスプリンターズS(4着)の時もそういう感じの調整で頑張ってくれたし、やり過ぎないほうが走る馬なのかもしれないね」。その効果はレースでも顕著にあったようで「3コーナーからまくっていく時の脚は今まで以上にすごかった」と6歳牝馬のパワーに目を細めた。

 しかし、この勝利を喜んでばかりもいられない。夏場のローカル重賞である北九州記念は、GIスプリンターズSにほとんど直結しないうえ、今年の勝ち時計(1分08秒2)は2009年以降で下から2番目と平凡。“例年以上”のメンバーで豪快な差し切りを決めたダイメイプリンセスだが、少なくとも現時点で“本番でも主役”との判断は下せない。

 今年のスプリント重賞(1000~1400メートル)の勝ち馬がすべて異なるという事実は、目下のスプリント路線の混迷ぶりを端的に示すもの。18年のアイビスSD以来となる勝利で復調をアピールしたダイメイプリンセスがこの戦国ムードにストップをかけるのか…。次走が真の正念場となる。

最終更新:8/20(火) 21:20
東スポWeb

こんな記事も読まれています

スポーツナビ 競馬情報

重賞ピックアップ

あなたにおすすめの記事