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楢崎、兄弟で決勝進出 弟の明智「もうめちゃくちゃうれしい」

8/20(火) 6:12配信

スポーツ報知

◆スポーツクライミング 世界選手権第8日(19日、東京・エスフォルタアリーナ八王子)

 20人による男子複合の予選が行われ、楢崎明智(20)が7位に入り、3位の兄・智亜(23)と兄弟進出を果たした。藤井快(26)=以上TEAM au=は4位、原田海(20)=日新火災=は5位で突破した。8人による21日の決勝は7位以内の日本勢最上位が五輪代表に決まる。五輪で実施される複合はスピード、ボルダリング、リードの3種目の順位を掛け算し、ポイントの少ない選手が上位となる。

 兄の励ましに応え、楢崎明智が今大会での五輪切符争いに残った。「いやあ、もうめちゃくちゃうれしい。2人で決勝に行くには僕次第だったんで」。17年世界ユース複合優勝のオールラウンダーが、7位で決勝進出を決めた。

 兄弟で同組に入った最初の種目のスピードは、1本目でミス。緊張に襲われた2本目直前、救ってくれたのは兄・智亜だった。「いつも通りだから。大丈夫だから」と声をかけられ落ち着けた。1秒近くタイムを縮めて8位スタートに踏みとどまり「(兄の)智くんがいなければメンタルでやられていた」。

 ボルダリングで得意としていた課題を登れず、最近悩んでいた。この日の第3課題のトライ中に気がついた。「体を近づけてみよう」。5月のスピードの大会で右すねを負傷した後遺症だった。医者が「骨が見えているよ」と驚き6針縫った患部は当時、触れると激痛が走った。自然と壁から体が離れてしまっていた。決勝を前に本来のムーブを思い出せたことは収穫だ。

 ボルダリングの単種目で金メダルを獲得し、複合でも優勝候補の智亜も「残ってくれてよかった。決勝でけっこう(上位に)食い込んでくると思う」。弟の話になると自然と優しい顔になった。東京五輪代表は2人。兄弟切符へは、今大会での1枠をどちらかが手にするしかない。(高木 恵)

最終更新:8/20(火) 8:44
スポーツ報知

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