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『ワンピース』キャラを1人12役 TikTokで話題の18歳ものまね師・uiui先輩とは?

8/19(月) 8:40配信

オリコン

 ショートムービーアプリTikTokで、約28万人のフォロワーを持つものまね師・uiui先輩。自身で「俺にできない声真似はない」と豪語する通り、TikTokではアニメ『ワンピース』(フジテレビ系)のロロノア・ゾロを始めとする12人のキャラを、『銀魂』(テレビ東京系)からは坂田銀時ら6人のキャラを1人で見事に演じきっており、そのレパートリーは実に200以上。現在はアートパフォーマーらの事務所RPGエンターテイメントに所属し、プロのものまねタレントとしての人生を歩み始めている。“喉の中に200人が住んでいる男”uiui先輩とはどんな人物なのか。ものまねへの目覚めから今後の展望までを聞いた。

【動画】ゾロ、サンジ、ウソップ、シャンクス… 『ワンピース』主要キャラ12人を1人で再現

■ドラゴンボール、ワンピース、銀魂… どんなキャラにも貪欲に挑戦「諦めたら負け」

 uiui先輩は和歌山県在住の18歳。名前の由来は人気アニメ『けいおん!』(TBS系)の劇中歌『U&I』だ。TikTokに動画を初めて上げたのは2018年9月で、そのきっかけは「声真似が流行っている」と聞いたことだった。「それまではツイキャスで生配信をやっていたんです。そんな折、友人からTikTokを勧められて動画投稿を始めました。すると自分でも驚くほどバズってくれました」(uiui先輩/以下同)

 最初の投稿は自身が得意とするアニメ『ドラゴンボール』の人気悪役・フリーザ(cv中尾隆聖)の声真似。「フリーザの声真似講座」というタイトルだった。当時、介護職や居酒屋のバイトに携わっていたが、そんな彼のもとへ介護会社の社長や居酒屋の店長から「これお前じゃん」など次々と連絡が。「一番うれしかったのは10年以上も会ってなかった小学生時代の友人から連絡が来たことです」

「そのあと、『俺にできない声真似はない』とリスナーにリクエストを募っていったんです。僕は“お前にはできない”と言われたら、意地になって、できるようになるまで挑戦するんです。それで、できるようになったのが『ドラゴンボール』の孫悟空役でお馴染みの野沢雅子さんや、『進撃の巨人』エレン・イェーガー役の梶裕貴さんなど。たとえすんなりいかなくても“諦めたら負け”ですから」

 彼のものまねは見せ方、セリフ、演出にもこだわっている。例えば『機動戦士ガンダム』(テレビ朝日系)のアムロ・レイは、そのセリフを“超ドM”系にアドリブ。『ドラゴンボール』では、人気キャラ・サタンを“死にかけの声”で表現。他にも、フリーザに人気アニメ『化物語』(MBSほか)のキャラ・千石撫子(cv花澤香菜)のテーマソング『恋愛サーキュレーション』を歌わせたり、アニメ『五等分の花嫁』(TBS系)のOPソングを歌わせたり…。またアニメキャラだけでなく、ビートたけしなど、タレントや俳優のものまねも多く披露している。

■「ものまね四天王」に憧れて、ものまねタレントの道に

 そんなuiui先輩が人生で初めてしたものまねは、小学校1年生の頃にやった愛犬のものまねだった。「家族には“似ているけどうるさい!”と怒られていました(笑)。またちょうどその頃、テレビでものまね番組を見たんです。それで“ものまね”という概念を知り、清水アキラさん、コロッケさん、栗田貫一さんら“ものまね四天王”に憧れ、ものまねタレントになりたいという夢を抱き始めました」

 当初は猫や羊、馬や鶏など動物のものまねをしていた。だが小学生でアニメが好きになり、彼史上初のアニメキャラのものまね『ドラえもん』(テレ朝系)の大山のぶ代を。また『にこにこぷん』(NHK総合)のぽろりというキャラクターも好きになり、そこでフリーザの声優・中尾隆聖(ほか『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)のバイキンマン役など)と出会った。

「中尾隆聖さんのものまねを始めたのが中学3年生の頃。挑んで1日目に喉を壊すほど練習し、すると2日目にそれっぽい声が出るように。それから高校に入ってもフリーザのものまねをしていたので、あだ名が“帝王”になりました(フリーザが作中で通称「宇宙の帝王」であるため)。中尾隆聖さんは憧れですね。もしお会いできたらおそらく腰を抜かしちゃうでしょうが(笑)、もし“ものまねをやって”といわれたら、中尾さんの目の前でフリーザのものまねに挑んでみたいです(笑)」

 ほか憧れている声優は、どんな声でも出せるといわれる天才・山寺宏一。TikTokでも山寺宏一が声を担当しているディズニーの『アラジン』のジーニーのものまねも披露しており、「憧れているからこそ、山寺さんよりも喉の使い分けができる人間になりたい。山寺さんを超えたい。ほかに大塚芳忠さんなどどの声優さんも全員尊敬していますが、僕のものまねで尊敬の念を持って“本家を超えたい”という気概で臨んでいます」と胸を張る。

■アンチコメントにも感謝「アンチの方は、逆に分析力がすごい」

 今やTikTok界の有名人となったuiui先輩。リスナーからのコメント数も100を超えることは多く、「元気出ました」「僕も声真似はじめました」「声帯高層ビル」など肯定的な意見が多数。コメントにはすべて目を通しているという。

「時折、『(キャラを)バカにしないでください』とか『似てない』などの悲しいコメントもあります。ですが、アンチの方々の声って、逆に“よく見てるな”と思えるような分析力があるものが多いんです。それにアンチの方って自分をさらけ出してくれている分、打ち解けやすい一面もある。例えば『バカにしないでください』という方だったら、その元のアニメの大ファンだったりするのでTwitterなどでそのアニメについて語り合って仲良くなってしまったり。僕自身がポジティブな性格なこともあるのですが、アンチのコメントにも感謝していますし、それが僕の負けず嫌いの心に火をつけてくれることも多々あります」

 そんなuiui先輩の目標は、例えば『ワンピース』なら、登場するキャラクター全員を1人で演じられるようになること。ひいては世界中のどの人間のものまねもできるようになること。「僕の喉の中で、“地球がもう一個”作れるぐらいの人数のレパートリーを持ちたい」と野心に溢れた夢を語る。

 テレビ出演、冠番組、海外進出も目指したいと話すuiui先輩。先ごろ、東京で初ライブが開催され、大盛況のうちに幕を降ろした。果たしてuiui先輩はものまね界でも“帝王”となれるのか、今後を見守りたい。

(取材・文/衣輪晋一)

最終更新:8/21(水) 8:25
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