ここから本文です

日本ハム痛恨ドロー…残り31試合 首位と8差

8/19(月) 6:02配信

道新スポーツ

日本ハム4-4楽天(18日、東京ドーム)

 痛恨のドロー…。日本ハムは18日、札幌ドームで楽天と対戦。勝てば楽天と3位に並ぶ戦いだったが、延長十二回4―4で引き分けた。1点ビハインドの一回に近藤健介外野手(26)の逆転2点三塁打など、二回までに3点リードを奪うも継投策がはまらず。七回に4番手の堀瑞輝投手(21)が同点2ランを浴び延長戦に突入。十回、無死一、二塁のサヨナラ機には最悪の3者連続三振。逃げ切れず、勝ち越せず。残り31試合、悔いの残る試合だけは避けなければならない。

 ため息が充満した。最後の一滴までエネルギーを絞り出すような死闘の結末に歓喜はなかった。今季最長5時間15分を戦い抜いた。負けなかったことよりも、3点リードを守り切れなかった現実が重くのしかかる。栗山監督は「勝ち切れないことをもう1回反省します。ただ選手たちは何とかしようと粘り切ってくれた。こういう風に残り試合を過ごすしかない」と必死に前を向いた。

 泥沼9連敗を脱したばかり。上位進撃へ、リスタートしたはずが、すぐに水を差された。先制された直後の一回に西川、大田、近藤の3連打と渡辺の犠飛で一挙3点。二回にも西川の適時打が生まれ、理想的な攻めで主導権を取り返したが、ターニングポイントで思惑が外れた。

 七回、生命線のブルペンにほころびが生じた。石川直が疲労で登録抹消中のため、宮西、秋吉につなぐ役割として、オープナーで結果を残していた堀が登板した。しかし2死二塁で浅村に甘く入ったスライダーをバックスクリーンへ運ばれ、同点とされた。期待に応えられなかった3年目左腕は「四球の後のホームランは絶対にダメ。真ん中にいってしまい、僕のミスです…」と猛省。17日の試合では機能した「新方程式」が決まらず、消耗戦に持ち込まれた。

 打線は延長十回に最大の好機を迎えた。楽天変則左腕の高梨に対し、近藤が左中間二塁打。清宮の代打で登場した谷内が死球で無死一、二塁となったが、渡辺、王、石井が3者連続三振を喫した。一打サヨナラの局面で信頼に裏打ちされた強攻策は、成就しなかった。

 「左打者の対応を見ていたら、誰もが”ノー感じ”だった。もともとナベで勝負しようと思って(清宮に)代打を行かせた。2度あっても3度あっても5度あっても同じ事をする」と指揮官は迷うことなく、言い切った。最後は、代打で高卒ルーキーの万波を送り出し、野手全員を使い切ったが、1点は遠かった。

 首位のソフトバンクが勝って、ゲーム差は「8」。残り試合は31と少なく、勝利以外、じわじわと奇跡の可能性がしぼんでいく。次カードは移動日を挟んで、2位西武との3連戦。命運を懸けた正念場が続く。  (榎本真之)

最終更新:8/19(月) 6:02
道新スポーツ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事