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【特集】レスキューロボにかけた夏 未来のエンジニアたちが挑んだ全国大会

8/19(月) 15:31配信

MBSニュース

今年8月、神戸でロボットの技術を競う全国大会が開かれました。災害が起きた現場から人命を救出するレスキューロボットに青春をかける大学生たちの熱い夏に密着しました。

夏休み返上でロボット研究

夏休み期間中の大阪工業大学、ひと気のない校舎の片隅に熱気の漂う場所があります。部屋の中で「ロボット」を動かす彼らは機械工学などを学ぶ学生たちで、予選を勝ち抜きレスキューロボットの全国大会への出場が決まっています。2、3年生のメンバー17人が夏休み返上で最後の仕上げに取り組んでいました。

「やりがいは絶対にある。自分の担当機体を持たせてもらえて、それを一生懸命やって。」(学生)
「夏らしいことはほぼしてないですね。やっぱりロボット。」(学生)

がれきを撤去し人形を救出・搬送

レスキューロボットコンテストは阪神・淡路大震災をきっかけに、ロボット技術の発展を目的としてできた大会で、今年で19回目です。ルールはこうです。地震発生直後の人が立ち入ることができない街を想定し、ロボットを遠隔操作して制限時間内にがれきの下に閉じ込められたダミヤンと呼ばれる3体の人形を救出しなければなりません。操作はロボットのカメラから送られてくる映像だけが頼りです。メンバーは、障害物を乗り越えてガレキを除去するロボットや人形を救出し搬送する複数のロボットを駆使します。

また、ダミヤンに付いているQRコードを解析すると、ダミヤンがどこをけがしているかや自分で歩けるかどうかがわかり、発せられる「ピーピー」という音を解析すると呼吸や脈があるかどうかなど、けがの程度を知ることができるという設定です。本当の災害現場では、けがの程度に応じて誰から救助するかや対処の仕方を決めなければならないため、実際の状況に近い設定となっているのです。

【練習中の会話】
「3号機(ロボット)で救出時のダミヤンの首やばかったな。ベルトで吸おうとしたとき首が曲がっていた。」(学生)

大工大はこれまで2011年と2015年の2回、総合優勝(レスキュー工学大賞)していますが、ここ3年は涙をのんでいます。去年も出場した平航河さん(20)はチームのリーダーとして最後の夏をこの大会にかけてきました。

「(練習で)最高タイムを更新できたので、本戦にはもっと早いタイムを出せるかなと思う。」(チームリーダー 平航河さん)

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最終更新:8/19(月) 15:36
MBSニュース

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