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コンセプトは「北海道から世界へ」。高め合える仲間と世界を目指す

8/19(月) 14:50配信

みんなの2020

「学校にいて、先生をして、教えて、というところにばっかり身を置いてると、競技者としての自分というものがちょっとずつ薄れてきて。やりたいと思っているのに薄れてくるから、自分の中でうまくいかなくなったりもするんですけど。みんなに会うとちょっと戻ってくるというか。沙織先輩のお子さんの話とか、雪菜が最近こういうことあったとか。馬場さんはいつもあんな感じですし。この人たちと世界を意識して一緒にやっている自分がいるなっていう再確認というか、再認識できるんです。自分が保たれるというか、そういうのは感じますね」(京谷さん)

「朝から夕方は学校の仕事だったり部活動だったりがあるので、それが終わって8時から9時とか、短時間でガッと集中してウエイトやったり、家に帰って補強をしっかりやったり、平日はそんなふうに練習しています」
ハイテクアスリートクラブの設立は2006年。代表を務める中村宏之監督が恵庭北高校女子陸上部の監督を兼務していたこともあり、京谷さんも練習のために施設を訪れていたという。

「私が恵庭北高校に入学したのと同じ年にハイテクのインドアスタジアムが出来上がって、使えるようになったんですよね。そこからいろんなものが変わりはじめていきました」

創設当時は、日本一小さいクラブチームと言われながらも、世界を舞台に活躍するオリンピアンやトップスプリンターを次々と輩出してきた。雪の多い北海道では冬の間、屋外グラウンドでの練習ができないのに、である。練習環境のハンデを乗り越えるポイントは、練習内容にある。代表の中村宏之(なかむら・ひろゆき)監督は、自身の経験を踏まえて教えてくれた。

北海道だからできる練習が、選手を強くする。

「東京の大学で学んで帰ってきて、不自由な環境の方がいいなって気がついたんですよ。狭い場所、小さい場所ということは、そこで何か工夫しなきゃいけない。飽きさせないトレーニングは何かと、常に変化させて、頭の中で考えてやるっていうのが中村流です。これといったトレーニングではなくて、これがトレーニングになるのであれば、あれもできるじゃないか、あれもあるんじゃないか、と常に考えています。選手を見ていて『あ、こんなことやってみよう』とか、あるいは選手の方から教えられることもありますし。『こうだ』と断定することは、私はあまりないんですよ」(中村監督)

練習環境のハンデを乗り越えるアイデアは、固定概念にとらわれない練習となり、選手たちの強みに変わる。事実このクラブでは、狭いところで足を早く動かす練習やレッドコードトレーニング、バスケットボールまで練習に取り入れているという。雪の日の練習について、選手たちに聞いた。

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最終更新:8/19(月) 14:50
みんなの2020

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