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涼 届ける入魂の一玉

8/19(月) 11:03配信

日本農業新聞

 兵庫県宝塚市のつりしのぶ園で、軒先につるし、涼感と風情を楽しむ「つりしのぶ」の出荷が終盤を迎えている。50アールの園地につりしのぶが等間隔につり下げられた情景は圧巻。涼しげな光景を一目見ようと訪れた観光客らの目を楽しませている。

 つりしのぶは、丸めた土にシダを植え、縄を巻いて風鈴を付けた工芸植物。園主の市原誠さん(74)は当初、盆栽農家だったが、多様な形に細工ができるつりしのぶの魅力に引かれ、約50年前から生産を始めた。

 大きさは9センチから70センチまであり、価格は3000~4万円とさまざま。販売は国内が中心だが、一部は欧州や東南アジアなどにも流通する。6~8月が書き入れ時で、この間に約1万個を出荷する。

 シダの苗を育てるのに5年ほどかかり、完成までには計7年を要する。市原さんは「手間はかかるが、欲しいと思う人が一人でもいる限り作り続けたい」と話す。

最終更新:8/19(月) 11:03
日本農業新聞

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