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外国人多い地域、高校科目にポルトガル語 就職後のコミュニケーション目指し

8/19(月) 17:43配信

福井新聞ONLINE

 福井県立の武生商業高校と武生工業高校が統合して2020年春に開校する武生商工高校(仮称)について、両校の教員らでつくる「丹南地区新総合産業高校準備委員会」は8月18日、ものづくり企業で働く外国人が多い丹南地域の特性に合わせ、県内高校としては初めて3年生の選択科目にポルトガル語を設けることを明らかにした。

 地元の越前市文化センターで開かれた学校説明会で発表があった。同準備委員長を務める柄田正行・武生工業高校長はあいさつで「目標は地域を支える心ある人財の育成」と強調。新校はこれまでの両校の伝統を引き継ぎながら、3年生では選択科目で工業系の生徒が簿記、商業系の生徒が製図を学べるカリキュラムを組み、工業と商業それぞれのノウハウを生かして社会の変化に対応できる職業教育を目指す。

 さらに、3年生の選択科目にポルトガル語を追加。越前市内の製造業で多く働くブラジル人らと、簡単なコミュニケーションが取れるようサポートしていく。教員の採用や詳しい授業内容は、来春入学の生徒が3年生になる22年度までに準備を進める。

 部活動では、両キャンパスをまたいで実施する部活について活動前後にマイクロバスを運行させて生徒の負担を減らす。今後正式に決まる制服案も展示された。

 新校は当面は武生商、武生工両校を使用する2キャンパス制とし、2025年度に現在の武生工の場所に集約させる計画。学科は商業系を現在の3学科から、商業マネジメント科(2クラス)、情報ビジネス科(同)の2学科、工業系は4学科から都市・建築科(1クラス)、電気情報科(同)、ものづくり科(2クラス)の3学科に再編する。学科名はいずれも仮称。

 説明会には進学を検討してる中学3年生や保護者ら約560人が参加し、カリキュラムや卒業後の進路などについて関心を深めていた。工業系学科を検討している武生六中の男子生徒は「ドローンなどの先端技術も学べると知って興味が湧いた。商業と一緒になると男女共学の雰囲気がより高まり、楽しい学校になりそう」と期待を膨らませていた。

福井新聞社

最終更新:8/19(月) 17:43
福井新聞ONLINE

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