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“手負いのオールブラックス”が華麗に圧勝。ブレディスローカップ2019 第2戦

8/19(月) 17:00配信

J SPORTS

◆ニュージーランド代表×オーストラリア代表
◆ブレディスローカップ2019第2戦/8月17日(土)/イーデン・パーク(ニュージーランド、オークランド)
◆伝統の定期戦「ブレディスローカップ」でオールブラックスが歴史的大勝。

手負いの獅子となったオールブラックスは強かった。

ニュージーランド代表“オールブラックス”と、オーストラリア代表“ワラビーズ”による伝統の定期戦「ブレディスローカップ」。

2019年は、南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」の第3戦も兼ね、8月10日(土)に豪州西海岸のパースで行われたが、ここでオールブラックスは26-47で大敗を喫した。

LOスコット・バレットが一発退場となり後半40分間を14人で戦ったこともあったが、ワラビーズにしてみれば、対ニュージーランドのチーム最多得点(47点)、勝利の最多得点差タイ(21点)での歴史的勝利。

オールブラックスのプライドは傷つけられ、指揮官のスティーブ・ハンセンHC(ヘッドコーチ)はこの敗戦を「punch in the face」と表現。強烈なパンチをもらったオールブラックスはこの一週間でリベンジを誓っただろう。

迎えたブレディスローカップ第2戦。

舞台はオールブラックスが無類の強さを誇るイーデンパーク(オークランド)だ。この地で黒衣軍はワラビーズに32年間負けていない。

それゆえNO8キアラン・リード主将をはじめとするメンバーには重圧があったろう。

負ければ連続不敗記録を止めたメンバーして記録され、さらに16年間保持しているブレディスローカップが奪われてしまう。なにより、オールブラックスを誇りとする母国民のためにも敗戦は許されなかったはずだ。

試合前から雨の降るコンディションのなか、オールブラックスは、試合前の伝統舞踊「ハカ」のうち、正念場で見せるといわれる「カパ・オ・パンゴ」を観客4万8339人の前で披露した。

スクラムハーフのTJペレナラがリードするカパ・オ・パンゴに、身震いを覚えた視聴者もいるはずだ。一戦必勝の気迫が漲っていた。

オールブラックスは大一番で集中力高くプレーした。スクラムは前半終了間際などで圧倒し、相手のミスをトライにつなげるお家芸も見せた。

ニュージーランドは前半4分、ここ3試合で10番をつけているSOリッチー・モウンガのPG(ペナルティゴール)で3点先制。

一方、先週はボールを保持して華麗な波状攻撃をみせたワラビーズだが、この日は雨の影響か、ミスが多くリズムがでない。SOクリスチャン・リアリーファノが比較的簡単なPGを失敗するなど、主導権を握ることができない。

するとオールブラックスは前半29分、WTBジョージ・ブリッジのタックルにより乱れたパスから、SOモウンガが即座に拾って左タッチライン際を疾走。独走トライ(ゴール)で10-0とした。

さらに前半32分にはFBボーデン・バリットのキックカウンターから、WTBブリッジが相手6番(ルカーン・サラカイアロト)をかわしてライン突破。フォローしていたSHアーロン・スミスがスコアラーとなった。17-0

後半もオールブラックの勢いは止まらない。

後半6分には34歳のCTBソニービル・ウィリアムズがディフェンダー2人に挟まれながら、豪快にトライ(24-0)。同28分には機敏な動きを見せていたWTBセヴ・リースもスコアラーに。31-0

ワラビーズは得点機で堅守に阻まれインゴールが遠い。終了間際の後半38分には6番で先発出場のアーディー・サヴェアがジャッカルし、攻守交代から左サイドを速攻。この日大活躍のWTBブリッジがトライ(ゴール失敗)を決めた。

最終スコアはなんと36-0。オールブラックスはワラビーズに対するイーデン・パークでの不敗記録を33年間に伸ばした。

一方、36点差による完封負けを喫したワラビーズは、1972年の35点差(3-38)を下回り、イーデン・パークにおけるニュージーランド戦のワースト得点差記録を更新してしまった。

先週は対NZのチーム最多得点、勝利の最多得点差タイでの勝利を挙げていただけに、特大のカウンターパンチを食らった格好だ。

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最終更新:8/19(月) 17:22
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