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ADHDの特性 動画で紹介 当事者の伊久さん「多様性認め合える社会に」

8/19(月) 16:01配信

山陽新聞デジタル

 注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性や自身の経験を動画サイト「ユーチューブ」で発信している当事者の女性がいる。会社員伊久(これひさ)瑞希さん(27)=岡山市東区。伊久さんは「障害は特別ではない。一つの特徴として知ってもらい、多様性を認め合える社会になれば」と話す。

 「悩みを共有し励まし合える仲間がほしい」と7月に始めた。初回は「やってはいけないことをやりたくなる衝動」がテーマ。幼い頃、ジャンプしたい思いが抑えられなくなったり、映画館で立ち上がりたくなったりしたことを紹介した。

 じっとしていられない、うっかりミスが多いなどの特徴があるADHD。伊久さんは人の話を集中して聞くことが苦手で会話中、周囲の雑音が気になったり、考えに夢中になり、ぼーっとするときがある。そのため人間関係をうまく築けないこともあった。「皆ができることができない。努力不足だと思い、自信をなくした」

 ADHDの診断を受けたのは22歳の時。以前、障害を取り上げたテレビ番組を見た際、当てはまると感じたが「自分の落ち度を障害のせいにしたいという甘えでは」と、病院には行かなかった。診断を受け「ほっとした。特性を理解してできることをやろうと思えた」と言い、今は仕事などの大事な会話は相手の許可を得て、スマホで録画している。

 ユーチューブでは、こうした体験や思いも伝えていく。初回配信後「同じ経験がある」といった反響があり、「悩んでいる人を元気づけたい」と話す。「ADHDガール」で検索すると閲覧できる。

最終更新:8/19(月) 16:01
山陽新聞デジタル

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