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渋野選手で注目「笑い」の効果は 岡山の男女80人を調査

8/19(月) 22:44配信

山陽新聞デジタル

 ゴルフのメジャー戦・全英女子オープンを制した岡山市出身の渋野日向子選手=RSK山陽放送=が終始、笑みを絶やさずプレーしたことで、「笑い」の効能が注目されている。笑いと健康の関連性について、江口依里福島県立医科大講師が、笑いながら体を動かす「笑いヨガ」の体験者のデータを分析したところ、睡眠時間、運動習慣が増加。すでに証明されていた血圧や肥満の改善効果と合わせ、「笑いによる健康UP効果」を後押しする結果だった。

【写真】メジャー制覇・渋野の“岡山愛”

 調査は江口講師が岡山大大学院医歯薬学総合研究科助教だった2017年度に実施。岡山県内に住む40~80歳の男女80人に、週1回(約1時間)の笑いヨガ教室に計10回参加してもらった。生活習慣病と関わりの深い認知機能や血圧・心拍数、肥満度を示す体格指数(BMI)などの数値データを測定。さらに運動の回数、睡眠時間、喫煙、飲酒、不安の有無、認知機能など、数値測定しにくい分野をアンケートで調べた。

 結果を教室の前後で比べると、「運動する習慣がある」と答えた人の割合は67・2%から75・4%と8・2ポイントも上昇。睡眠時間も6・37時間から6・40時間にわずかながら増えており、「統計学的に有為で、笑いヨガが生活習慣の改善につながったと言える」と江口講師。

 岡山と比較するために、笑いの本場・大阪、東日本大震災の被災地・福島でも笑いに関する生活習慣について同様に調査。すると、「毎日笑う人」の割合が、ヨガ教室の前後で、岡山は30・7%から52・6%に増加。大阪は23・9%が29・2%、福島は25・0%から39・3%で、割合、伸び率とも岡山がトップだった。

 江口講師は「笑いヨガ教室の募集がなかなか埋まらなかった大阪、福島に対し、岡山はすぐに定員に達した。笑いと健康へのどん欲さが影響しているのでは」と分析し、「今後も追跡調査などで研究を継続し、地域差の背景、男女の比較などの研究にも取り組みたい」と話している。

最終更新:8/19(月) 22:44
山陽新聞デジタル

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