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進化する日系EMS企業、M&Aも活発化

8/19(月) 20:40配信

LIMO

設計・製造サポート型EMSも登場

 メーカーのモノづくりの形が劇的に変化してきていることにいち早く対応するEMS企業も登場してきている。nmsグループだ。最近は、自社ブランドを持つ企業でも製品企画や商品コンセプトに経営のリソースを集中させるケースが多い。IoT時代はこうした流れが加速する傾向があり、nmsグループはこうしたトレンドに対応するため手を打つ。

 言ってみれば、設計・製造サポート型のEMSである。19年1月から本格展開している。IoT関連の最近の顧客は、いわゆる企画会社が主流を占めており、製造部門を持たないケースが目立つ。このため、同社がその設計~製造を全面的にサポートすることで顧客へのサービス向上を目指す。場合によっては、人材も同社で手当てすることで、早急に試作~量産の流れを可能にする。単に製品を受託製造するのとは異なり、付加価値の高いビジネスモデルと言える。

 もともとEMSは製造に特化したモノづくりビジネスで成長してきた。それゆえ、低収益に甘んじてきていることも事実。しかし、顧客のニーズを先取りすることで少しでも付加価値を上げることができ、ひいては自社の事業発展につながる。日系EMSもまた進化の途上にあるといえる。

電子デバイス産業新聞 副編集長 野村和広

まとめにかえて

 EMS業界はグローバル市場に目を向ければ、HonHaiグループのFoxconnなどメガEMSと呼ばれる事業スケールの非常に大きな企業が数多く存在します。規模が物を言うEMS業界にあって、日系企業は生き残りをかけて、様々な手を打っています。記事にもあるとおり、車載分野への進出や設計サポートなどはその具体的施策の1つです。今後も厳しい競争が予想されますが、日系EMS企業の次なる一手に注目したいところです。

電子デバイス産業新聞

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最終更新:8/19(月) 20:40
LIMO

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