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アンドリュー英王子、拘置所で死亡の米富豪との関係を問われ

8/19(月) 13:08配信

BBC News

性的人身取引で起訴され勾留されていた米富豪ジェフリー・エプスティーン被告(66)がニューヨークの拘置所内で急死した問題で、英王室のヨーク公爵アンドリュー王子は自分が人身取引に関わったなどと言われるのは「とんでもないこと」だとコメントした。

バッキンガム宮殿は声明で、「ヨーク公は、ジェフリー・エプスティーンによるとされる犯罪について、最近の報道を知り、愕然(がくぜん)としている。殿下はいかなる場合でも人間の搾取をおぞましく思い、自分がそのような行動を容認したり参加したり奨励したりするとほのめかされるのは、耐え難いと感じている」とコメントした。

これに先立ち英紙デイリー・メールは、アンドリュー王子が2010年にマンハッタンにあるエプスティーン被告のマンションにいる様子を撮影したビデオを入手、報道した。

性的人身取引の罪で無実を主張し、公判を控えていたエプスティーン被告は10日朝、ニューヨーク市マンハッタン南部のメトロポリタン矯正センター(MCC)で死亡しているのを発見された。自殺が原因とされている。

エプスティーン被告は今年7月、未成年者の性的人身取引と共謀の罪で起訴された。罪状を否認し、保釈を認められず勾留されていた。保釈申請が却下されて間もなく、首に負傷して意識不明になっているのを見つかり、病院に搬送された。拘置所は自殺未遂だった可能性を調べていた。この後、自殺防止のため被告が常時監視下に置かれていたかどうかは、情報が錯綜している。

ニューヨーク連邦地検の訴状によると、被告は2002~2005年、ニューヨーク市マンハッタンとフロリダ州に所有する邸宅に未成年を引き入れていた。被害者は最年少で14歳で、数百ドルと引き換えに性行為を強いられていたという。

過去には、アンドリュー王子のほかドナルド・トランプ氏、ビル・クリントン氏など各国各界の有力者との交友関係で知られていた。

■過去にも交流を批判され

2001年から2011年までイギリスの国際貿易担当特使を務めていたアンドリュー王子は2010年、ニューヨークのセントラルパークでエプスティーン被告といるところを撮影された。当時の被告は2008年に、未成年を売春に勧誘・斡旋(あっせん)した罪で有罪を認めた後で、アンドリュー王子はこの際も被告との交流を批判された。

被告が死亡する前日には、被告が関係する他の事件の裁判資料が大量に公表された。その中には英王室のアンドリュー王子が2001年に被告宅で女性の胸に触れたという主張も含まれているが、英王室は2015年の時点でこれを否定していた。

別の裁判資料では、エプスティーン被告を告訴した被害者の1人が、1999年から2002年にかけてロンドンとニューヨーク、および被告がカリブ海に所有する島で3回にわたり、アンドリュー王子との性交を強要されたと主張している。被害を届け出たヴァージニア・ロバーツさんは当時、アメリカの法律では未成年だった。

しかし、英王室はこうした主張について「虚偽で何の根拠もない」と反論し、王子が「未成年者と不適切行為に及んだなどという指摘はすべて」「明らかに真実ではない」と否定している。

(英語記事 Prince Andrew 'appalled' by Jeffrey Epstein's sex abuse claims)

(c) BBC News

最終更新:8/19(月) 13:08
BBC News

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