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ゴールドマン運用部門は国債より株を選好、米利下げあと1回 (訂正)

8/19(月) 6:33配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 近ごろは株式の強気派を見つけるのが難しい。だが、ゴールドマン・サックス・グループは今年の利下げはあと1回だけだと予測、大半の見方とは逆に景気見通しを楽観する。

同社の資産運用部門は安値での買い入れに向けてより良い機会をまだ待っている状態だが、引き続き国債よりも株式とクレジットを選好している。リセッション(景気後退)が迫っているとの不安が膨らんでいるが、これと相いれない姿勢だ。およそ1.7兆ドル(約180兆円)を運用する同部門は米金融当局の年内利下げがあと1度だけで、結局は利上げサイクルに戻るとみる。3回の追加利下げをかなりの確率で織り込みつつある先物市場とは対照的だ。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのグローバル・ポートフォリオ・ソリューションズ・グループでエグゼクティブディレクターを務めるデービッド・コプシー氏は「これが景気サイクルの終わりだとの見方にくみさない」と言明。「われわれのメインシナリオは高水準にあった経済成長が鈍化を続けるものの、今年下期はトレンド付近の成長を維持し、リセッションリスクは低いというものだ。これが正しければ、コアインフレは徐々に上昇を続けると考えている」と語った。

コプシー氏は市場が見込む最も悲観的なシナリオの幾つかを否定する。逆イールドの発生後、必ずすぐにリセッション入りするとは限らないと強調。同氏の見解では、通常は脆弱(ぜいじゃく)性のシグナルと見なされる家計と非金融企業の債務水準は依然として抑制されている。インフレ指標の1つである米個人消費支出(PCE)のコア価格指数は上昇してきていると指摘する。

米中貿易戦争の影響が世界経済の成長を腰折れさせるほど強いとの見方にも異議を唱える。コプシー氏は15日に電話で「究極的には米中とも自国の長期的な成長見通しに影響が出るのを避けたいと考えている」と述べた。

同氏のチームは株式について、市場全体の方向性や景気循環のリスクにさらされやすい銘柄よりも、高配当で割安な銘柄に注目している。さらに大半の投資家とは相反して欧州をオーバーウエートとし、米国と新興市場は中立としている。

原題:Goldman Manager of $1.7 Trillion Has Faith in Stocks, Not Bonds(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Justina Lee

最終更新:8/19(月) 10:41
Bloomberg

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